拝殿の隣にあるのが、国祖社。
もともとは、別の場所にあったらしいのですが、ここも仏教の雰囲気が残っている大事なところ。
冷静な感じがします。
多くの祈りがあったのでしょうが、感情をぬきにした冷静な訴え。
むしろ、国家の安寧を祈るような大きさも感じます。
この世に形をもったことのない精霊には、この世のつらさはわからないので、それに対する祈願は、ほぼビジネス上の取引のようなやりとりになるのかもしれません。
こちらは、わかりやすいパワー。
縁結びなのかな、ちょっと、いい感じ。
榛名神社は、少し大きくみると、榛名湖と山、火と水、男と女、陰陽のバランスがとれているエリアとしてのパワーもあります。
そして、参道のアチコチにある小さな祠にいらっしゃる人間の気配。言い切ってしまうと仙人にちかい様子の人の気配。
そして、わかりやすい形にしようとして仏教との合わせ技としようとした先人たちの想い。
それを、今に伝えて、奉仕されている方々の気持ち。
それぞれのパワーがうまく結びついている聖地です。