写真にはあまり写っていませんが、実はたくさんの人がお参りしています。
塔という建築物は、もともと仏舎利をいれた建物で、お寺には見られるのですが、神社にはあまり、ありません。
明治の廃仏毀釈の難を逃れた貴重なものです。
ご挨拶します。
ご祭神として、天之御中主神(アメノミナカヌシ)など5柱、とうかがったのですが、あまり感じられない。
というか、周囲の方が強いのかも。
本殿にむかう参道には、こういった小さな祠があちこちにあります。
そして、その前に、ご飯やお水が供えられているのです。
こういった生きている人間の波動も含めたエネルギーと、この地のパワーが混ざったものの気配が濃いのです。
誰もが通って参拝している感じはないのですが、ここも大事なところ。
この先に、おられる方がいるのですが、ごめんなさい。ちょっとうかがえません。
遙拝します。
そして、この「人」のそして、「修行」の気配が濃厚なこの場なのですが、邪念と払うとか、なにか余分なモノをおとしていってという生臭い感じが全くしないのです。
もちろん、毎日、こうしてお水やお米をお供えする方、ご奉仕する方の気持ちもあるのですが、この場にあるのは、人のようで人でない、精霊というにはあまりに力強い方の気配。
そして、それは、厳しいというより、優しいのです。
アタマの上は、岩の屋根。
この地のパワーは、地面、とカンタンにくくれるものではなく、直接、岩という山という圧倒的な質量が迫ってきます。
塞神社(さいのかみしゃ)
ご祭神は、八衢比古神(ヤチマタヒコノカミ)、八衢比賣神(ヤチマタヒメノカミ)とされています。
「落石注意」の看板が、そばにあるので、リアルに参拝して帰れるように、と祈願します。
道を守る、という幸神社は、宮島にもありました。そのときの記事は、こちら。
日照りの時も、この水を持ってかえり、田畑にまくと雨が降るそうです。
山が霧を生み、岩が常に水を湛えて、こうした泉になっていると思うのですが、水性が豊かであるのだと思います。
御水屋(おみずや)
手水をして、清めるところですが、とてもよい水です。
川の向こうには、滝がありました。いい感じの滝。
瓶子の滝(みすずのたき)
今回は、降りていっていませんが、遊歩道を通れば近くにいけるようです。
滝行をされる(されていた)のだと思うのですが、ここも、修行感があまりしません。
滝行の場は、なんというか、その人たちのおとしたモノの気配がないのです。
人間のエネルギーと、あちこちにある木霊のような地霊と、直接さわれる大きな質量をもった岩の山のパワー。