群馬の一之宮で、貫前神社(ぬきさきじんじゃ)。
三大下り宮のひとつ、とされています。
三大下り宮とは、こちらのほかには、鵜戸神宮と草部吉見神社だそうです。
物部姓磯部氏が氏神である経津主神(ふつぬしのかみ)を、鷺宮でお祀りしたのが最初で、
そのあと、こちらに移ってこられたそうです。
こちらの前の宮にあたる咲前神社(さきさきじんじゃ)の記事は、こちら。
もとは、貫前神社と、抜鉾(ぬきほこ)神社の
ふたつの神さまだったとの説明もありますが、
行ってみて本殿から強く感じたのは、鉾の方の神さまでした。
でも、その鎮座地や、前の鎮座地だった咲前神社の事を考えると
二つの神さまであると考えた方が、しっくりします。
灯篭もりっぱです。
近づいてみると、横浜のダレソレから何両という記載があります。
総門から、階段をくだって本殿があります。下り宮。
これを下りますが、上ってくることを考えると、ちょっと大変。
この地は、菖蒲谷といわれる谷になっています。
菖蒲谷は、もともと綾女(あやめ)谷と言われていて、綾とは、糸のこと。
養蚕にまつわる神さまと、聖地であることがわかります。
普通、神社というと、山とか古墳とか、とりあえず見上げるものですが、
ここは、谷が重要なので、下っていくのが当然です。
平成21年から5年をかけた大修復事業がありました。
本殿、拝殿も新しい漆が塗られ、キラキラした姿になっています。
また、平成28年から式年遷宮も、あるそうです。
ここ数年、出雲大社、伊勢神宮をはじめ、各地の神さまが
式年遷宮を迎えられているようです。
一之宮貫前神社 公式ページ
境内の地図やアクセスは、こちらの 上信電鉄さんのページ が見やすいです。