近くに近鉄の線路があるので、時々、電車の音がしますが、うるさい感じはなく、むしろ、のんびりとした雰囲気をつくります。
この深田池は、畝傍山に対するパワースポットとなっています。
山と池、陰陽のバランスがとれています。
神宮でなければ、ここの弁財天がおられてもいいところです。
ちょっと置きたい気持ちになります。
で、神宮にしては珍しく、お稲荷さんの赤い鳥居が見えたので、行ってみました。
あ、この方、地元の神さまですね。
もともと、ここの橿原神宮が創建される前、こちらの場所におられた方のようです。
赤い鳥居が、ちょっと暗い森に並んでいるのが、稲荷社らしい。
ゆるく曲がった参道の奥に、拝殿が見えます。
小さな祠ですが、とても丁寧に毎日、お祀りされているのがわかります。
覆い屋根もついていて、この前で祭事が行われるようです。
畝傍山のパワーにまで遡るような古さはないです。
稲荷社なので、伏見稲荷におられる大宮能売神(おおみやめのかみ)がおられても不思議はないのですが、「めのかみ」というのは、巫女という感じでしょうか。
古くからいらした地元を守る神さまというより、神宮をサポートされている方のような方。
神使の雰囲気もありますので、現世のご利益としては、こちらの方がわかりやすくいただけるかも。
でも、ガツガツの現世利益というより、神宮のお上をサポートする品の良い巫女さまの雰囲気があります。
カメラのレンズがどうしても明るく撮ってしまうのですが、実際はけっこう、暗いのです。