鎌倉の長谷寺の観音様、お久しぶりです。
写真は、ホームページからいただきました。
灯明に照らされたお姿は、写真よりすばらしいです。
水に縁のある十一面観音。持っていらっしゃるのは水の入れ物と
お地蔵さまが持っているような杖。
その杖を観音様が持っていらっしゃる。
水に縁の深い十一面観音は、この杖で地面をつくことで
生命と水を生むのです。
地下の水脈を、雨をよび、雨を止ませます。
こちらは海に近く、海から生まれ、
津波のキワに立っていらっしゃいます。
関東大震災のときは、お寺の下まで津波が押し寄せてきたそうです。
そして、「救いをもとめるアナタがいなければ、自分は存在しないのですよ」
という観音さまのメッセージ。
ぜったいに救います、という仏さまのメッセージです。
やはり、仏教の多少の教えを知っていると、メッセージもわかりやすいです。
仏教、また少し勉強しよう。
この観音さまに、全部、お願いする、という「他力」の考えは、
以前は、なんて情けない、と思っていましたが、
いまは、そうではないと思います。
すべてを託してしまう、というのは、ひとつの「悟り」であり、
それができるのは、強い、と思います。
この観音さまの存在のすばらしさを、
全託する、という悟りを、自分はわかっていなかったと思いました。
しばらく観音さまとお話します。