大山詣りでは、まず滝で水行をしてお参りしたので、
本来の順番ではないのですが、その行がなされた滝に行ってみました。
バス停にもなっていて、お饅頭もあるし、気になっていました。
江戸時代は、雨に因んで、水に関係の深い職業のである
火消しや鳶(とび)、本社の石尊大権現に因んで
刀かじや大工などの職人が、多く参拝したそうです。
街道にも火消しのまといがあります。
良弁滝には、この赤い橋を渡ります。
川の奥に大山が見えます。
手前に飯縄権現。珍しい。
神仏習合の神さまというか、仏さまというか。
扉は閉まっていました。
東大寺別当の良弁様が、大山の開山にあたり
初めて水行をされたという滝です。
江戸時代には錦絵の題材にも使われた人気スポット。
よく見ると、龍が「に組」の札を持っています。
「に」って。ちょっと、笑えます。
飯綱権現と、滝の向こうに良弁堂。
開扉されていて、真ん中に良弁(辯)僧正、右は、大山開山小児御影。
左は、姥大日如来とされていました。
水行の滝は、下社の近くにもあり、
現役というか今も行場として使っているようでした。
でも、こちらは、今はあまり使われていないようです。
どなたかが、個人でお守りされているようで、
お寺とか、修験道の感じはするのですが、
記憶の残りを感じる程度で、今は静かにいらっしゃいます。
左は、開扉されていませんでしたが、松尾社愛宕社とありました。
ともに、水と火伏せの神さまです。
江戸の火消しや、刀かじのパワースポット。
大山から流れてくるこの川は、龍の流れそのものです。
その近くで滝にうたれる、というのは、わかる気がします。
大山六滝は、
広報伊勢原の平成24(2012)年11月1日号 こちらPDFによると、
二重滝、八段の滝、元滝(不動滝)、良弁滝、愛宕滝、禊の大滝、
です。
六、という数字が、仏教の六道を連想させます。
滝行については、小田急のサイトへ。この滝行をみると5滝となっています。
お店はがらんとしてる時もありますが、
車を止めて買う人が、次々に来店して
声をかけると奥からできたてをもってきてくれます。