大山ケーブルの駅前の根之元神社。
とても古い方々。
下社は大山祗大神(おおやまつみのおおかみ)とされる以前、
良弁僧正の開基以前、かもしれません。
この温度差。
「聖地はスラム化する」という大瀧詠一さんの言葉を
紹介している「聖地巡礼ライジング 熊野紀行」という本があります。
このなかで、那智の滝の周辺が観光地化していることについて
「聖地の発する人間的スケールを越えた力を制御して、
宗教的に成熟していない人間にでも「服用可能」な
強度にまで抑制する」働きだと述べておられます。
確かに、ストイックな聖地だけだと
息がつまってしまったり、
ヘタすると、アチラ側にいったまま
日常に帰ってこれなくなってしまいそうです。
だから、パワースポット、聖地には、
その周囲に温泉があったり、
美味しいものがあったり、
名物を出すお店が並んでいるのも、わかります。
ましてや、大山詣では江戸の人たちの
レジャーも兼ねた信仰だったのだし。
それが、こま参道です。
左右には、宿坊やとうふ料理のお店。
お土産ものやさんが並んでいます。
大山観光案内所では
パワースポットマップを配っています。
手書きで地元感のあるものです。
これも、今どきの大山詣ででは、ないでしょうか。
こま参道では、階段の踊り場にあるこまで何段目か表示されています。
これは26。
大山こまについては、小田急のサイトをどうぞ。
大山ケーブルカー
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