大山ケーブルの、途中駅である大山寺です。
良弁僧正が、この大山を開かれたそうです。
江戸の大山詣でが盛んな時期には、神も仏も一緒でした。
ふもとの良弁滝で飯綱大権現と大日如来があったり、
夏季以外は、山頂の本社までは行けず、
大山寺までの参拝に限られていました。
それほど、神社とお寺はひとつでした。
お寺のホームページのお寺の歴史にあるように
むしろ、神と仏が一体となっていただけに
明治の神仏分離と廃仏毀釈は苛烈だったのだと思われます。
また、大山寺は、檀家さんはおられないようです。
でも、今でも、ここには
仏でもない神でもない方々がおられるようです。
ケーブルの駅からうかがう途中。
「千と千尋の神隠し」に出演されていました?
お不動様のお寺です。
護摩祈祷をされていました。
ここは関東三十六不動の最初の霊場です。
本堂です。
本堂のなかは、お供えのお菓子やお酒もあって
むしろ日常を感じる場所です。
お供えの「萩の月」
期限大丈夫かなあと心配しました。
本堂の授与所におられたのは、こちらの奥さまかな?
とてもフレンドリーで楽しい、いいアジだしてる方でした。
神聖さと、日常がミックスされて
懐かしい感じもします。
大山寺で、マントラを唱えて
それぞれの仏さまとお堂を、参拝されている男性がおられました。
ケーブルの駅で一緒になったので、お話しました。
毎月、参拝されていると聞いたので
ケーブル止まったらどうするのですか?
「歩くよ。ふもとのケーブル駅から、30分かそこらだよ」
でも、時々、足をすべらせたハイカーや登山者が
「降ってくる」から、イヤだそうです。
軽傷とは限らないそうです。
神と仏のあいだ、のみならず、
ここは生と聖と死のあいだかもしれません。
本堂下。
地蔵は六。
アチラとこちらの間。六道をめぐる六。
聖地と日常のあいだに立つモノ。
関東三十六不動 お不動さまのお写真もあります。