宮島の厳島神社に隣接するお寺、大願寺です。
明治の神仏分離以前は、厳島神社とひとつだったんでしょうね。
昔は、大鳥居をくぐり、大願寺近くの砂浜に上陸した後、ここで身を清め、
厳島神社に参拝したようです。
今の、厳島神社の出口が、昔は入口であったようです。
実は、蒸暑さと空腹でヘロヘロだった私は、厳島神社より先に
まず、じぱんぐさんに行って
(そこで、ごりょう御霊ばし、を渡り。つまりこの土地の霊に挨拶をして)
そのあと、ふらふらっと、こっちに回ってきてしまっていました。
順序、おかしいだろ、と思っていたのですが
帰宅後、こんな経緯を知って
ああ、だから、まず、このお寺だったのかな、と思いました。
いい感じに神仏習合してて、違和感がないのですが
お寺なのに、狛犬です。
手前の池を見て、「あ、弁天さまだ」と思いました。
でも、考えると、隣りの厳島神社に
ご祭神のひとりである市杵嶋姫命(いちきしまひめ)がいらっしゃいます。
弁天さまは、市杵嶋姫命と同一視されているはずなので、
なんかおかしいな、と思って、よく見ると「龍神」とあります。
ああ、そうか、お遣いなのか。
ここまで、私たちを運んできていただいたのは、この龍、という事です。
お礼を申し上げないとね。
大願寺には弁天さまもいらっしゃるようです。
この松はおもしろいね。龍だからね。
パワーというより、むしゃむしゃしてる。
パワースポット、というより「ご利益」が実感できるところです。
宮島には、こういった顔出しがアチコチにあります。
ビミョーだけど、やってみる?