本殿の前とかでは、よく、わからないなあ。
まして、舞殿は、祇園らしく華やかなムードはあるけど
それはまた、この街の別の面だしなあ。
もうちょっと見てみよう、と本殿ウラへ。
こっちの方が、「アル」というか、わかりやすい。
これは、本質はコワい方だなあ、と思いました。
生命を与え、あるいは、奪っていくのは、同じ方です。
その方に、千年以上もつきあってきた京都に住む人の
懐の深さも、また、おそろしいとも言えますね。
本殿の隣りには、いろんな方々。
熊野の方か、イザナギさまイザナミさまとか、諏訪の方とか。
この方々を摂末社とされている本殿におられる方というのは、
ますます、おもしろい方です。
神馬舎です。
神馬は紅白。
赤い馬、って珍しい。
もともと、雨を降らして欲しい時には黒、
止んで欲しいには白の馬が、奉納されていました。
ここは、その水を司る龍神もいると思うのですが、
有名なのは、疫病封じの神さまだし。
白と赤、ってなんだろう。
古墳の埋蔵品の馬は、脚が折られた状態だったと聞きます。
馬にのって駆け回るような伝染病を封じるという意味です。
ヨハネの黙示録には、白馬は勝利に向かって走り
赤馬は、戦いを象徴する、とあります。
おもしろいなあ。
神馬舎のとなりに八重の槿(むくげ)が咲いていました。