目的地は富山だったのですが、たぶん、この機会を逃したら来るチャンスはない!と思ったので、無理くり寄りました。
公式サイトのアクセスには最寄りの駅から、タクシー10分 自転車30分とありましたが、この坂道を自転車30分は、キツいと思います(笑
そんなちょっとした山の中腹。
この近くには縄文時代の遺跡もあるのですが、遺跡のあった当時は海がみえたのかもしれない。
日本列島をふたつにするフォッサマグナや糸魚川-静岡構造線は、その上に多くの聖地があることから私は興味をもったのですが、当然、地学上も重要な研究対象です。
でもまあ、そんな事をスッとばして、要は「見たい」(笑
中庭には由来のあるナウマン博士が考えたフォッサマグナを模した日本地図があったり、石の庭があるので、ぜひ、ここも見ていただきたい。
ナウマン博士は明治期に来日され、地学を広めた方でナウマン象(ナウマン象は日本に生息した古代の象)やフォッサマグナの名付け親でもあります。
この館内には、ナウマン博士のゆかりの品の展示もあって、そちらもぜひ。
そしてこの山側には、フォッサマグナの路頭があって、それも見たかったし、さらにこの近くには、古代の遺跡もあり、そちらはヒスイの生産、交易の場であったことがわかっています。
フォッサマグナ、糸静線の地層がみえるって、すごくない?(リンク先PDF) → https://fmm.geo-itoigawa.com/wp-content/uploads/%E8%A8%98%E5%BF%B5%E7%89%A9%E7%B3%B8%E9%9D%99%E7%B7%9A-1%EF%BC%88%E5%B0%8F%EF%BC%89.pdf
フォッサマグナパーク https://fmm.geo-itoigawa.com/collection/fmmpark/
長者ケ原考古館 https://www.city.itoigawa.lg.jp/kouko/
そしてチケットを買って、展示室までの渡り廊下から、すでにテンションがあがります。
アルミニウムがクロムに置き換わったものなのね。
最初の展示室の前では、小滝川や青海川が再現され、そこにヒスイがどうあるのかが理解できるようになっています。
そして第1展示室「魅惑のヒスイ」
この空中にうかぶような展示が美しいです。
この糸魚川に限らず、日本列島の成り立ちから展示されています。
大きな話、大好き(笑
整然とした美しさ。
ミュージアムショップは楽しい。
なにを持って帰るか、どの本を購入するか、いつも迷うのですが、今回はこちら「よくわかる糸魚川の大地のなりたち」
通信販売もしています。→ https://fmm.geo-itoigawa.com/info/shop/publication-shop/
露頭は、冬季は閉鎖されています。その露頭と、この周囲の遺跡も含めて半日は楽しいところです。
おすすめ。
フォッサマグナミュージアム https://fmm.geo-itoigawa.com/