6月22日山羊座で満月があります。東京でのチャートです。
この満月に至るまでの直前にサイン移動やアスペクトが多いので、書いておきます。
満月の前日、21日 3時14分 双子座の太陽と海王星がスクエア
そのあとすぐ、21日 5時51分 太陽が蟹座へ(夏至)
満月の日 22日 8時9分 月が山羊座へ移動し、10時8分に満月
太陽は10ハウスなのですが、先行する水星は11ハウスにかかっています。
安心できる居場所だから、自分が主導権をとっていくとき。
でも、実はその「安心」はルールや約束事、システムや前例といったものに守られているのです。
ずっとこうやってきた、このルールに従っていれば安心なのです。
ただ、この居場所の安心感は、実は今は、不安に感じています。
前例にしたがって同じようにやってきた、でも、本当にこれでいいのかな?という不安。
また、自分も含めたこの「安心な」場にいるみんなも同じ気持ちであるだろう、という前提でやってきたけれど、それってそうじゃないとわかってきた、という不安です。
その不安があるからこそ、以前からの建前のように居場所こそ、家庭こそ、故郷こそ、祖国こそ大事だとなるわけです。
その建前があるからこそ、そこで気持ちをひとつにしよう、ということを目指していくのだと思います。
「気持ちをひとつにしよう」というというより、自分が本当はひとつにしたいのであって、バラバラだからこそひとつにしたいのであって、むしろ、周囲の理解を得ていると思い込みたいのです。
あるいは、集団によっては、むしろ結束力となって、あんなこともあるし、こんなことも不安だ、という事がわかったので、それは一人ではどうしようもない、だからこそ、みんながひとつになってやっていこう、ということになるかもしれません。
新月のときの「楽しけりゃ、なんでもいいんだよ」とか「拡散したものの勝ち」というちょっと上滑りしたムードは、すっかりなくなっています。
なくなっているのですけれど、むしろ現実的になってきているのは、
「ネットでは中傷したり、好き勝手にいえるけど、面と向かって相手に言えることですか?」
「リアルな名前がわからないと思っていたけれど、実際の友達、家族だったらどうしますか?」
というところを考えているからだと思います。
この不安は、山羊座に冥王星があったときのようなプレッシャーではないのですが、海王星がからんでいるので混乱はありそうです。
この満月に先だって、太陽と海王星がスクエアという配置。
自分の居場所として、リアルな場安心できる場を確保したとしても、
「もっといい場所があるんじゃないの?」と誰かに言われたり、
「それって、ホントなの?」ということを気にしてしまいやすいのです。
双子座木星のリサーチがすぎて、わからなくなる、こともあるでしょう。
むしろ、自分と他人は違う、という事を前提であれば、いろいろなやり方があってもいいし、みんなが同じではなく個性があることを、認めて受け取るのが、未来に向ける社会であるとする流れはあります。
組織や社会の中身、中の人たちは、バラバラだからこそ、それに対する不安があるからこそ、ひとつにしたいのです。
現状、やっていることと、これからの流れがやや違う満月なのですが、そのギャップを埋めるためにも、誰かと細かく相談し、できることを着々としていく事だと思います。
浮ついた感じ、でも、大きな曲がり角にあった新月から、不安な気持ちがあるなら、実際にはナニができるの?という現実的なことを求められる満月へと変わってきています。
チャートは、MyAstroChart さんで作りました。