上野不忍池(しのばずのいけ)の辯天堂(弁天堂)です。
この弁天堂は、子どもの時も来たし、中学から学生時代もよくきました。
でも、その時は、ぶらぶら歩いていただけだし。
何も考えてなかったなあと思います。
考えていたといえば、「屋台の焼きそば、食べたい」くらいでした。
ご挨拶します。
弁天さま、って実は私は、よくわかっていないのかな。
その場所、その場所でかなり印象が違っていて、江ノ島では、海の神さまの印象が強く、井の頭公園の弁財天堂では、弁天さまというより、頭の上にいらっしゃる宇賀神(うがじん)を強く感じました。
ここはインドの、サラスバティーのような感じがします。
蓮の池に囲まれているためでしょうか。
ここも天海僧正によって、京都に似せた上野のつくりのひとつ。
不忍池が琵琶湖で、この弁天堂は竹生島(ちくぶじま)だそうです。
実際に、ご本尊の八臂大辯財天(はっぴだいべんざいてん)も、竹生島の宝厳寺から勧請されたそうです。
八角形。いろんな方向からお参りできるように、とこの形だそうですが、みなさん、正面から、です。
珍しい形ですが、これはスキがないなあ。
四隅がないので、小さな影ができない。
円でもよさそうですが、そうするとストゥーパとか宝塔みたいになっちゃうしね。
小判のものもあって、授与品もなかなか、いい感じです。
金運にご縁。
私は、お姿の真言の書いてあるものをいただいてきました。
弁天さまだから、芸事の上達や、ジョシ力もあがりそう。
そういえば、上野の、この不忍池にカップルで来ると別れる、と聞きました。
スピでもなんでもなく、別れるでしょうね、いずれ、と思います。
あたりまえだと思います。
若い時のデートだから、上野のボートやら、江ノ島やら、まあ、行くところは決まっているのです。
その二人が結婚まで行き着くのが、むしろ珍しいのであって、別れたり、別れるというか、学校がかわってとか、引越しして、とか、まあ、なんとなくそのまんま、という事もあると思います。
だからといって、それで、出会いも運命の相手とも、もう、あえないという事ではないと思います。
若い恋なら、それは、必要なステップだし。運命の相手は、必要なら何度でも逢います。
大丈夫。
どこに行っても、続く人とは続くし、別れる人とは別れます。
いままで、人並み以上のパワースポットに行っていますが、ここにきたら、別れるだろうなあ、というのは、ひとつもありません。
寛永寺のホームページの諸堂のページの弁天堂