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明治神宮 2017年年末

毎年、年末のこの時期に、いただいたお札をお返しにうかがいます。
そして、ご昇殿して参拝します。

海外の方が、あいかわらずたくさんおられます。
2020年は御鎮座100年だそうです。記念行事のひとつとして、屋根の葺き替えもやっておられます。

この隣の国立競技場も建て替えの真っ最中で、2020年には東京オリンピック、パラリンピックがあります。天体も大きな動きがあり、いろいろある年回りになりそうです。

今年の年初にうかがったときは、拝殿に覆いが掛けられていましたが、今回は、真新しい銅屋根の姿でした。
このピカピカした銅の屋根が見られるのは、いまだけ。
ご縁がある方、ぜひ、参拝を。

ご祭神である明治天皇、昭憲皇太后のつくられた和歌が、いつもここにありますが、今回は、五箇条の御誓文がありました。

入口には、こちらの御製がありました。明治天皇の作られた和歌です。

いにしへの 御代の教にもとづきて ひらけゆく世に たたむとぞ思ふ
(念のために口語訳:遠い昔の御代の聖賢の教えにもとづいて、新しく開けゆく世の生き方に対処してゆこうと思う)
この御製ですが、毎年、みていると、その年を象徴するような御製が掲げられているように思えます。
おつくりになった明治天皇は、現世でのカリスマ性と、スピリチュアルな意味での霊性のある方なので、明治神宮のおみくじになっているくらいですが、それを選ばれる方もおらっしゃるわけで、スゴいなあ、と思って毎年、読んでいます。

ちなみに、2017年は、

ちはやふる 神のまもりに よりてこそ わが葦原の くにはやすけれ
近隣国との緊張関係や、北朝鮮と米国の対立があった年でした。

ということは、2018年は、五箇条の御誓文を思い、新しい生き方で参りましょう、という事でしょうか。

祈願祭は、大太鼓で始まります。
この太鼓とともに、うわっとお上が御簾の向こうにおられる気配がします。

祓詞とお祓いのあと、祝詞と御祈願の奏上。
金幣の儀(きんぺいのぎ) という鈴の儀式。
巫女舞。
祈願御弊を奉じて、参拝。
この祈願の御幣は、自宅で紐を結んで神棚にお祭りします。
出口ちかくで、直会。お酒を口にします。

すばらしい。
おめでとうございます。
ありがとうございます。

みなさま、よいお年を。

明治神宮


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*この記事を書いた人について
 辰巳(たつみ)
 聖地を巡礼する占い師。西洋占星術とタロットを使います。
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