もちろん、日々のご奉仕でお掃除はされているのですが、人間の手をいれないという事で倒木もそのままになっているのです。
光があふれています。
拝殿からわりとすぐの場所ながら、静謐な場所です。
もちろん、団体でこられる方々も多いのですが、説明をきくとさっと次に行かれるのでしばらく待っていると、本来の静かさがもどってきます。
海に近いのに波の音もしません。
右側には貝塚っぽいものがありました。
立て札に「真砂(まさご)の貝文」とあります。転載します。
ここ青島は2400年前の隆起海床に貝殻が堆積してできた島である。
依って青島の別名「真砂島」とも云う。
古代万葉の人々は和歌の中で「濱の真砂」と詠み、数多い貝殻の中から自分の心情に合った貝を探し、それに思いと願いを込めたのである。
青島では、貝のなかでも特にタカラガイが真砂と呼ばれ大切にされてきた。
神社前の浜辺にて真砂を探し、自分の想いと願いを込めてこの波状岩にお供えください。
悠久の時を刻み続けるこの元宮の地で、あなたの想いは静かに息づく事でしょう。
綿津見の浜の真砂を数えつつ 君が千年の在り数にせむ
依って青島の別名「真砂島」とも云う。
古代万葉の人々は和歌の中で「濱の真砂」と詠み、数多い貝殻の中から自分の心情に合った貝を探し、それに思いと願いを込めたのである。
青島では、貝のなかでも特にタカラガイが真砂と呼ばれ大切にされてきた。
神社前の浜辺にて真砂を探し、自分の想いと願いを込めてこの波状岩にお供えください。
悠久の時を刻み続けるこの元宮の地で、あなたの想いは静かに息づく事でしょう。
綿津見の浜の真砂を数えつつ 君が千年の在り数にせむ
そうか、これは人の願いなんだな。
磐座(いわくら)のように見えます。
その手前の説明には「投瓮所(とうかじょ)」とありました。
手前の茶色のものは、これなのね。
天(あま)の平瓮(ひらか)投げとありました。
元宮には古代の臨時祭祀のあととされていて、弥生時代の土器も出土されているそうです。
2400年前にできた島。
誰がなにを想って、祈ったのでしょうか。
そしてそれを受けとめてきた聖地です。
青島亜熱帯植物群落については、(なぜか)信州大学のサイトがわかりやすかったです。