神話が生まれた宮崎ですが、この聖地もそのひとつ。
この神社があるのは「宮崎市阿波岐原町(あわぎがはらちょう)」
祝詞(のりと)のなかに、禊祓詞(みそぎはらえのことば)(天津祝詞あまつのりと)にこうあります。
「皇御祖神(すめみおやかむ)伊邪那岐命(いざないのみこと)筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に御禊祓う時にあれませる祓戸の大神たち」
禊ぎの場は、ここだけではなく、他の聖地でもここではないかと言われていますが、だからといってこの場を否定するものではないと思います。
この隣にはフェニックス・リゾート・シーガイアがあって海も近い場所。
雰囲気が東国三社の息栖(いきす)神社に雰囲気が似ている。息栖神社は、こちらの記事で。
扁額のところを見上げて、一礼して入ります。
あれ?なんかおる。
このあたりからみる感じは、それほど大きな神社ではないのですが、もともともっと大きかったんじゃないのかな?
息栖神社に似ていると思ったのは、海に近いことと、この交通の要だったこともあるのかもしれません。
有名らしいです。いい木だとは思いますが、ここにこだわる事もない気もします。
ここに集って、あるいはここを通してこの後ろにある禊ぎの池を拝する場所なのかな。
拝殿のうしろは公園のようになっていて、散歩をしている方や遊んでいる子供もいたのですが、結構歩きました。
絵の地図にある本殿には行けませんでした。
禊ぎの池。
神社の池といっても、護岸整備されているところも多いのですけれどここは、池そのまま。
池のふちがずぶずぶしています。
海にちかいところで真水なので、どこかに水源があると思うのですが、見た感じはわかりませんでした。
静かなところ。
黄泉の国から、やっと戻ってこられたイザナギノミコトが禊ぎされた場所としては、静かすぎるくらい。
ちょっと怖い感じがします。
黄泉の国からもどって禊ぎをされたと言われています。
ここで言われている黄泉の国は、もしかしたら海だったのかもしれないと思いました。
海は豊かな恵みをもたらしてくれるのですが、一方で、とてもコワい。
海の力で清めるという事もあるけれど、海からもどってきたら波の音のしない真水で静かに禊ぎをするというのが、イメージされました。
いろんなものたちが、ここで生きています。