結構な階段を登ります。
この手前にも前宮があるので、階段を上れない方はそちらで参拝することもできるのですが、ここまで来たら上りたい。
公式サイトにも「石段が急なので無理をしないでください」とあります。
ホントにそう。
左側の柱には武尊大権現とあります。ヤマトタケルノミコトです。
もともと、ここは波己曽(はこそ)神をお祀りしていたのですが、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が、当時東国にいた民族である蝦夷(えみし)を討つため、この地に来たときから日本武尊(ヤマトタケルノミコト)がご祭神となっておられるようです。
なので、本体は日本武尊より、この山、あるいは岩をめぐる信仰の地だと思うのです。
この階段を登ってこられるのは、ありがたいこと。
これは拝殿です。本殿というかご神体は岩。轟岩(とどろきいわ)
別の角度から
長清道士という方は、この地で仏教の修行をされた仙人。
拝殿で岩にむかっていると、岩の怖さとそれにつぶされる自分は、ホントに小さなものだと感じます。
修行とか修験というのは、よくわからないけれど、この小さな自分をなくしていくことを目的にしているのでしょうか。
小さな自分が抱えられないような、大きなものをなくしていくことを目的にしているのでしょうか。
いずれにしても、私にとってはここで修行した道士のように仙人になるのではなく、この世の仕事をしながらすすむものではないかと思います。
この神社は大黒様のご縁日が甲子の日という事から、甲子園出場を祈願する球児、転じてスポーツの神さまとしても有名。
この日は、野球のユニフォームを着た高校生たちがあの急な階段を駆け上っていました。
一番上の写真にもチラっと写っています。
ナン往復するの?「3ッス」3往復!
そして、彼らはこの轟岩の上まで白いユニフォームを汚さずに登っていきます。
ありゃ、天狗だわ。
そして、早くも降りてきたユニフォームの高校生は、登っていく仲間に伝えています。
「ヤベえって!」「マジか」
いや、私はムリムリ。