毎年、この時期にはお札をお返しして、ご昇殿して参拝しています。
もう、3回目、新型コロナウィルス感染症の流行から3年になりますが、引き続き新型コロナウイルスの感染症に注意しながら参拝です。
でも、2020年の年末に比べると参拝される方も多くおられますし、以前は「警戒」だったのが「注意」くらいになってきたと思います。
だからといって、気をゆるしてるわけじゃなく。
相変わらず参道には1メートルおきの目印。
プールのコースロープみたい。
神さまの時間からしたらほんのまばたきをする時間ですが、この3年はいろんな事があって、すごく遠い昔のような、つい昨日のような感じがします。
明治天皇 御製
「ちはやふる 神のをしへを うけつぎし 人のこころぞ ただしかりける」
昭憲皇太后 御歌
「人ごとの よきもあしきも こころして きけばわが身の ためとこそなれ」
両陛下とも「こころ」「人」という言葉を使っておられる。
本当にここに寄せるのは、畏れ多いのですが、昨年の御製が「ひとりひとりの心」だや「誰かのため」という魚座の木星を思わせるお歌だったのですが、
今年は「こころ」が「ひと」になったという牡羊座の木星。
さらに、あるいは、それが「正しい」のかという水瓶座の土星を思います。
これも新型コロナウィルス感染症の流行以降も、どちらの神社もホントに工夫しておられました。
神楽殿で受け付けをします。
祈願祭を待つ時間が、やっぱり好きで、今年もいろんな事があったなあと思います。
神楽殿は、本殿にもっとも近いところ。
ここでもう一度、手水をして待ちます。
神楽殿は撮影禁止ですが、やはりグループごとにまとまるように目印がありました。
そして、まだ新型コロナウィルス感染症が影響しているのでしょうか、祓詞(はらえことば)がなかったのは、残念。
でも、御簾(みす)の向こうに陛下のご様子を感じられるのは、毎回、引き締まる思いです。
お祓いのあと、祈願文が奏上され、巫女舞と拝礼があって、お鈴をいただきます。
「祈願祭」なので個人的なお願いごとを祈願するのがよいのでしょうけど、ひたすら有り難く思うだけです。
そこが、私の残念なところなのかもしれません(笑
来年は、最後に御神酒をいただく作法が回復しますように。(え?そこ?)
神楽殿の地下には、各国の首相、国際組織の代表が来られたときの記念品が置かれています。
あまり、これを見にくる方はおられないかもしれませんが、なかなか素晴らしいお品なので機会があれば、ぜひ。
おそらく新年には多くの方が愛でられるのだと思います。
祈願祭が終わって新しいお札をいただいて、拝殿からもう一度。お正月仕様で、手前の白い布は大きな賽銭箱。
ウクライナとロシアの戦争はまだ続いていて、イランの自由を求めている戦いや、ミャンマーの内線も続いています。
日本は「防衛費」を増強すると政府が発表しました。
明治神宮にくると自分がデカくなってしまうせいか、「世界平和」とかを祈願してしまうのですけど、今年は特に。