今日(2017年1月28日)、旧暦の元旦。
あけましておめでとうございます。
このタイミングで、ねらったわけではないのですが、謹賀新年の記事になりました。
でも、毎年、年末にはお札をお返しにきているのですが、今年は年始になりました。
新年の祈願祭にうかがうのは、初めてです。
今年の御製。
ちはやふる 神のまもりに よりてこそ わが葦原の くにはやすけれ
天皇陛下の和歌を御製(ぎょせい)とお呼びします。
これはご祭神である明治天皇の和歌です。
大晦日だろうと、元旦だろうと、人間側で区切った時間です。
神さまからみたら、大差はないのかもしれません。
でも、元旦の朝の静けさは、世界が新年を迎えた祝福と祈りに満ちている静けさなのだと思います。
周囲の屋根の銅板も新しくなっているところもあります。
さすが、三が日の初詣の参拝者で毎年1位となっているお宮です。
拝殿の前の階段がまだ、大きな賽銭箱になっていて、参拝する方の列ができていました。
松もとれた1月中旬の時期でも、800人程度はいる神楽殿のなかも、いっぱいの方で、驚きました。
そして、海外の方のとても多いことも。
毎年、手水を使って静かに待っているのですが、今年は家族連れも多く、にぎやかです。
大安でもあり、花嫁さんも通っていかれます。
寒い風のふく日だったので、祈願のあいだに寒くなるかな、と覚悟してきたのですが、畳が暖かく、しかもかなりの人数が入っているので、神楽殿のなかはコートを脱いでいても、寒くありません。
(いつもの、年末も畳が暖かい暖房があったのかもしれませんが、コートを脱ぐとちょっと寒かったのです)
新年祈願祭になったので、年末の時とはちょっと違う雰囲気ですが、太鼓が鳴らされると、御簾(みす)の向こうに、いらっしゃる気配になります。
また、 金幣の儀(きんぺいのぎ) の鈴の音は、とても涼やかで豊かなものが降ってくるようです。
私たちは、「すでに」「豊かで持っている」のだと思いました。
直会(なおらい)でお酒をいただいて、外にでると青空に小さな龍がいくつも見えました。
空がとても近いです。
八王子の昭和天皇の御陵に伺ったときに、とても空がちかく、よく似た雰囲気でした。
陛下がおられる気配が似ているのでしょうか。
やはり、お正月は特別なのだと思います。
確かに、ここは良い感じで、縁結びですっかり有名になっているのも、わかります。
このときも熱心に祈っている女性がおられました。
気持ちはわかるのですが、その必死さはかえって「自分が、縁を持っていない」という強烈な念を、自分とその場に残してしまうので、あまりおすすめではないんだけどなあ、と思いました。
それに、列をつくってしまうので、うしろで待っている方にも迷惑だしね。
神さまと、ゆっくり話しかけたいことがあれば、ちょっと列をはずして、というのは、いかがでしょうか。
小さな賽銭箱の前に陣取らなくても、神さまには聞こえていると思うし、神さまに対して、というより、周囲の方に対しての思いやりでもあるし。
お幸せに。
神さまからみたら、昔は人生50年といい、寿命の延びた現代も、せいぜい80年しか生きていない人間は、かわいいものだと思います。
その人間の小さな願いなら、聞いてあげようと動いていただいているのだから、充分、ありがたいなあと思います。
節分にまく福豆を授与いただきました。
ビニールをあけるを升の木の香りがします。いい感じのものなので、おすすめです。
明治神宮
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昭和天皇 武蔵野陵(しょうわてんのう むさしのみささぎ) 宮内庁のページ
武蔵野の御陵も、とても繊細な波動のある場所でおすすめです。