八雲さんの「新・東京五社めぐり」(くわしくは こちら )その3
次に水天宮へ。
この神社は森もないし、境内もそれほど大きくないし、
境内の外にめぐらせた川や池もありません。
それから、戌の日は安産祈願でごったがえしています。
つまり、なにものにも守られているのではないのに、清々とした感じがします。
参拝には、階段(か、エスカレーター)で、あがります。
高さで2階くらいのところに御社殿があります。不自然です。
玉垣や森などで結界をはることに替えて、高くした土地におまつりしたと思われます。
御社殿の足元には水を感じます。
いまは、大きな通りになって人や車が行き交う「流れ」となっています。
御社殿の正面すぐに、そばに「海」を感じます。うっすら海の匂いがします。
御祭神は天御中主神ですが、八雲さんによると「子供」「水」がキーワード。
神田明神のように、ハッキリした、もしくは荒い感情、波動、言葉がありません。
天御中主神は、根源のエネルギーなので
言葉とか感情という変換機能ではないようです。
ぼあーんとした感じです。
安徳天皇、建礼門院、二位の尼も御祭神です。
平家の本拠地は瀬戸内海。滅亡したのも海。
また、こちらに弁天様もいらして、やはり海っぽいです。
日本橋七福神でもあるのですが、それはまたいずれ。
境内の灯篭も海を連想させます。
また、狛犬も子供をしっかり守っている肝っ玉かあさん。
安産祈願に似つかわしいですね。
今日は比較的、空いているようで、安産祈願の人もすくなく、
ちょっとゆっくりさせていただけました。
それでも、先がありますので、ご挨拶をして失礼します。
水天宮( http://www.suitengu.or.jp/ )