ご昇殿したあとに、狭井神社に向かいます。
神社の手前に池があり、市杵島姫神社(いちきしまひめじんじゃ)が
以前と比べて、池のまわりがすごく、スッキリしている印象です。
その時の自分の心持ちなんだろうか(笑
本殿の拝殿の前とかわって、静謐な雰囲気があります。
拝殿の大きさで神さまを語ることは正しくない、というのがよくわかります。
お賽銭箱のすぐ向こう側がすぐ拝殿なのですが、ご昇殿されいる方の背中から真剣な気持ちが伝わってきます。
お気持ちは神さまに届いています。
狭井神社は、ご神体の神さまの山の三輪山に登る入口になっています。
単に山登り、ハイキングではありません。
ご神体であるお山、つまり、神さまに直接ふれることのできるお参りで「登拝(とうはい)」と申し上げ、お参りするということです。
今日は、あがれません。よほど残念だったのか、帰宅後の写真ホルダーに入口の写真が何枚も(笑
ご挨拶したあと、くすり道に戻る途中にあるのがこの、磐座神社です。
(もちろん来る途中にもあったけど)
このような拝殿も本殿もなく、お山を拝するという古来の神さまに対する参拝の形、そういった神社が鎮座されているのも、大神神社の引きつけるところのひとつだと思うのです。
大好きなのでこれも何枚も写真があります。
最初にこちらを参拝したときに、この岩の前で平伏して熱心にお祈りされていたご夫婦とお見受けしたお姿を思い出します。
明らかに体格の落ちたその方々は、お山に登ることはできないご様子なのですが、ここからお祈りをされていたのです。
きっとその思いも神さまに届いているでしょう。
ここも磐座で拝する神社です。
大神神社に何度も来ているのですが、振り返ったときにはその後に結構、大きなイベントが起こります。
それは、一見、宝くじにあたるようなラッキーではなく、むしろ、とんでもないブラック会社に転職したこともあります。
でも、私はそれを不幸だとは思えないのです。
もちろんブラック会社は、入らないには超したことはないし、楽しいことばかりではありません。
あのブラックな環境で得た年収の高さ、スキル(知識ではなく)、人の裏表、またあの会社のあの環境でなければ体験できなかったこと。
そしてなによりたいがいのことはかすり傷に思えること(いいことなのか?笑 は、その後、とんでもなく大きな収穫になりました。
鳥居で一礼して退出します。
「ただいま、戻りました」
以前の記事もあわせてお読みください。大神神社の参道から始まります。 → https://divinus-jp.com/archives/27320