名前、かわいいです。
神田明神の裏参道から近くです。
神田明神の「田」は、
いまの秋葉原あたりには「田」があって
湯島の台地からの水で、
早くから稲作が行われていたとのことです。
だから、神田明神からみて、
対岸にある湯島にお稲荷さんがあるのは、わかりやすい話です。
そこに、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の時に、
東京湾を千葉へ船で渡る時、途中暴風雨に遭ったときに
奥様の弟橘媛命(オトタチバナヒメノミコト)が
「夫の身代わりとして海に入り、海の神の心を鎮めましょう」と言って、
海に身を投じ、海を渡ることができた、
という伝説があります。
その東征をなされた後の
帰路の行宮(野営陣地)の跡とのことです。
そういえば、オトタチバナヒメの笄(こうがい)が流れ着いたのは
亀戸浅間神社の富士塚だとありました。
東京の隅田川の近辺としては、それほど遠くない場所なので、
ありそうだな、と思います。
記事は、こちら。
普段は開扉されていませんが、
正月三が日は開扉されているとのことで、お参りしました。
実は、このまわりはラブホ。
渋谷の千代田稲荷神社もそうでした。記事は、こちら。
妻恋と、海に沈まれたオトタチバナヒメと、ラブホ。
似てるテーマのように感じます。
開扉されています。
ごあいさつすると、なにか楽しいパワーを感じます。
お正月の晴れやで、楽しいムードです。
参拝される方も多いです。
奥には、お地蔵様がいらっしゃって、
お正月の晴れやかなテーマとは違う、テーマがあるのを思い出しました。
観音様のなかでは、激しい憤怒の表情をされることも多いのですが
こちらは石碑です。
神仏分離していない混沌。
妻恋、オトタチバナヒメ、ラブホ、お稲荷さんに共通のものです。
でも、そのなかには人を大切に思うというテーマもあります。
普段は、神職はおられない神社のようですが、
みなさんに大切にされている事がわかります。