大國魂神社です。
駅からのびる参道の欅(けやき)並木は、
源義家の戦勝祈願のお礼の寄進が始まりと言われています。
大鳥居前のご神木。
この前は甲州街道ですから交通量も多いので、仕方ないのかも。
大鳥居をくぐると、まっすぐに参道がのびています。
この真っ直ぐさが、人の意図を感じます。
古くからの聖地なら、
むしろ、本殿に進まないように、参道が意図的に曲がっているのですが、
このような直線は、大鳥居前の並木から続いていて、
武士の時代の名残かもしれません。
あるいは、ここはもともと、武蔵の国の国府だったそうなので、
律令時代の都づくりに通じる升目のひとつなのかもしれません。
この本殿は、1051年に南向きであったのを
源頼義が北向きに改めましたそうです。
これは、朝廷の権力が届きにくい東北地方を
神威によって治めるという意味がありました。
つまり、ことさらこちらが参道ですよ、という、
本殿の北面を強調するような、まっすぐな参道とけやき並木です。
神戸、神さまの扉のお稲荷さんということかな。
たぶん、この土地の方。
それと、入口の祓いのお役目もされているようです。
キツネのイラストがかわいい。この先には、古くからの聖地とヒトの意図を感じる場所があるのに、
ここは、そんな古さもなく、流れるリズムが違う。
もともと神戸というところの、お稲荷さんだったようです。
いまは、こちらにいて、お祓いのお役目もされています。