ちょっと高いところにおられます。
別の場所から移ってこられたとのことですが、
このあたりは、もとは海で足をあらうような場所だったことでしょう。
居木橋遺跡。貝塚でもあります。
古墳とか、貝塚に神社が建っているのは、時々みます。
古くは、そこで祭祀が行われていた場所で、その後、神社が建てられたのかもしれません。
拝殿。ご挨拶します。
大きいなあ。鎮守様、といっても、この地を守るだけでなく、大きな目的もありそうな方。
以前は、雉子(きじ)ノ宮と称されていたそうです。
ご祭神は、日本武尊(やまとたけるのみこと)
雉子といえば、鳥越神社や
鷲神社と同じように、白鳥を象徴とされる日本武尊の事。
鎮守さまといっても、スケールがデカいはずです。
居木の名前は、日本武尊が渡る荒海を鎮めるために入水した
弟橘姫(おとたちばなひめ)の船の残木を浪人が拾い上げ、これを祀ったところから、と聞きました。
木があった場所なので、居木神社。
弟橘姫の伝説は、亀戸浅間神社や、妻恋神社にもありました。
海にむかって開けていくような大きな気持ちになります。
未知のものに向かって飛び込んでいく勇気。
居木神社
居木貝塚について 品川区立品川歴史館 2005年3月 PDF