鷲神社。(おおとりじんじゃ)鳥居です。
どう見ても、ここににぎやかな提灯がかかるだろう、と思われる鳥居。
境内にはいると、お祭りの準備の気配。
といっても、酉の市は、まだ先。
ご挨拶します。
ウキウキした波動。機嫌がいい。威勢がいい。
ご祭神、誰だっけ?お多福さんだっけ?と思うくらいの商売繁盛、のお宮です。
たぶん、酉の市の時は、この波動がすごく大きくなるのだと思います。
公式ページによると、酉の市のご由緒は、
「日本武尊が東夷征討の際、社に立ち寄られ戦勝を祈願し、
志を遂げての帰途、社前の松に武具の「熊手」をかけて勝ち戦を祝い、
お礼参りをされました。その日が十一月酉の日であったため」
とあります。
また、別のところでは、(東京消防庁 「三の酉の年は火災が多い」のページ)
「新羅三郎義光が奥州討伐のとき、武州葛西花又村(現東京都足立区花畑町)にある
正覚寺に祀られる大鷲明神の本尊(1寸8分の大鳥に乗る妙見菩薩)を、
お守りとして借り受け、戦勝帰還しました」ので、ともありました。
お隣の長國寺の公式ページには、妙見菩薩の信仰について
「妙見菩薩とは北斗七星と北辰星(北極星)が仏教神となったもの」とあります。
私は、太陽の復活を願う冬至のお祭りと、沈む事のない北極星の妙見信仰が結びつき、
さらに、北斗七星が鷲(わし)の背に乗る妙見菩薩の信仰と一緒になったもののように思います。
今は旧暦ではなく、11月最初の酉の日が上旬なので、
「春を待つ 事のはじめや 酉の市」
と読まれるような時期とはちょっと違っていますが、
酉の市だと聞くと、ああ年末だなあ、と思います。