鳥越神社です。
祭礼や酉の市で有名、という事くらいの知識しか、ありませんでした。
祭礼と市、なので、江戸の印象もっていたのですが、
来てみて、すごく古いところなので驚きました。
鳥居の下、橋がかかっています。
川はないのですが、手水舎の水が流れています。
結界もしめしています。
神社として格の高さを感じます。
そして鳥居は、鳩山一郎さんから。
こちらは、平将門公の胴が埋まっているとされ
首が飛び越し(とりごえ)ていった、というイワレもあるようです。
神田明神も将門公にゆかりのあるところなのですが
怨霊としての将門公というイメージは、感じませんでした。
一度、首塚をはじめ、北斗七星に並んでいるという場所に
うかがってみないとね。
平将門と北斗七星については、玄松子さんのページが詳しいです。
平将門魔方陣 「将門は神になれたか」
でも、このパワーはなんなんだろう、と帰ってから
とても気になっていました。
この鳥越神社には、いくつものシンボルが集まっています。
まず、もともとのご祭神の日本武尊(ヤマトタケルノミコト)
この方に由来して、もともとは白鳥神社と称されたそうです。
ヤマトタケルノミコトは、
亡くなったあと、白鳥となって飛び立ったとされています。
千葉神社の公式ページをみると、白鳥となったヤマトタケルノミコトは
北天(=妙見様)に旅立ったという伝説があるそうです。
妙見様とは、北極星のこと。
または、北極星を含む北斗七星への信仰をさすこともあります。
千葉神社は、妙見信仰です。
千葉神社のご祭神についてのページ。
また、鳥越神社の宮司は
妙見信仰の千葉氏の千葉神社を祖先にもちます。
また、酉の市のトリは、白鳥のことです。
鳥越神社のサイトに千葉氏についてのページが、あったのですが、そこだけ削除されていました。
話は、思い切り飛びますが、
この千葉神社もおもしろいところです。
拝殿の二階にいくと、星がぐるぐるとまわるイメージがうかびます。
千葉神社については、また今度。
そして、将門公は、もともと妙見信仰をもっていました。
円泉寺の妙見信仰についてのページ。
ヤマトの英雄とされる、ヤマトタケルノミコトと
ヤマトへの恨みをもった、平将門公。
その二人が、
この鳥越神社で北極星とキイワードとして、結びついています。
土地神様としては、最強のタッグ。
江戸、東京のパワーの一端です。
鳥越神社 東京都神社庁のページ