太陽と月は、12ハウス水瓶座。
いよいよ水瓶座冥王星の時代が始まる、という予感のある新月。
ただ動きはあるものの、まだはっきりとは現実化されていないことも多い。
「今、実績がないものは黙っていろ」という山羊座の冥王星時代の圧力とは違い、
今は実績がなくても将来を見ていこう、そして、将来も継続可能なシステムにいろんな人の価値観をもって変えていこうという社会の動きが出始めています。
一方で、「お金があるのは才能があったから、お金がないのは努力が足りないから」という山羊座の冥王星時代の考えがこれから社会の中心となる世代にも広く行き渡っている。
それを全力で否定していくのが、水瓶座の冥王星だけれど、ここではその兆しはまだまだ弱い。
自分のものにする、所有するという感覚やお金、収入をどう得るかという事も少し、その水瓶座冥王星時代にあわせたものにしていこうとしています。
いじわるな見方かもしれませんが、政治の裏金の事について言うと、コツコツと積み重ねてきたデータをもった個人が、収入という事に関して、新しい発見となるとも読めます。
ずっと当たり前に収入としてきたけれど、新しい価値観だとおかしいよね、というあたりです。
この新月に先だって、2月8日水瓶座の太陽と牡牛座の天王星がスクエアとなります。
このあたりからそういった流れはでてきています。
ずっと当たり前に持っているもの、得ているお金について、それって、あなただけの才能だよ、当たり前に待ってるもの、当然だといわれる事ではないよ、いう発見になるときです。
それは平等性を求める社会的な動きとなったり、自分の才能の発見になることもあるでしょう。
この水瓶座の冥王星の象徴する動きが発現する前には、山羊座の冥王星時代はもうお腹いっぱいという事がでてきています。
それを否定することでさらに、水瓶座の冥王星への動きとなっていくのです。
それは、火星と金星が水瓶座で冥王星に重なる14日、17日にありそうです。
そこでは、ああ、そういう方向ね、とわかってきたり、あるいは逆に、山羊座の冥王星時代に抑えられていたプレッシャーがでてくることもありそうです。
一方、この新月では、アセンダントは魚座で海王星も1ハウス。
12ハウス側の新月、土星は内面での変化を示しているとしても、表面上にはまだはっきりとでてきている状況でもなく、なんとなく不安だけどどうしたらいいかわからないという場合も多いと思います。
水瓶座冥王星、風の時代の気配をさぐる新月です。
月が木星に寄り添います。
木星ってデカいよな、と改めて思う時です。
(国立天文台から)
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2024/02-topics02.html
チャートは、MyAstroChart さんで作りました。