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石上神宮 2023年

久しぶりの石上神宮にお参りします。

国家のためにお祈りをする神社では、気持ちも大きくなってつい「世界平和」をお祈りしてしまって、自分のご利益をお願いしていなかったなあ、とあとで考えることが多いのです。

でも、この石上神宮は、「神宮」と称されているように、天下国家の安寧をお祈りするスケールのお宮であり、古代の国家の大事な聖地であり、明治であっても禁足地から剣が発掘されたパワーのあるところなのでが、国家だけはなく自分の心のどこかをギュッとつかまれるようなパワーがあるのです。

例がいきなり日常で申し訳ないのですが、業ス(業務用スーパー)って時々ありますよね?卸売りの店、みたいなお店です。
安くて珍しいものが売ってるスーパーです。でも、売ってる量の単位が半端ない。
本来、業務用、仕事で使うプロたちを相手にしてるんだけど、個人の人も来ても良いよ、という感じのお店、そんな単位の大きなパワーがあると思うのです。

一方、丁寧に個人向けのお願いを聞いてくれる鎮守様は、「ああ、あの一丁目の山本さんの家のお嬢さんね、いつか七五三にみえたけど。今回はなにかな?」みたないところがあるのです。

そんな(どんな?)違いがあるのです。

もちろん、業務用スーパーと比較するな、とか、鎮守様とどっちがエラい論争をするつもりはありません。
荒々しさに通じる圧倒的な強さのあるお宮であることをお伝えしたいのです。

手水「布留社」

このまわりにはニワトリがいます。

楼門に向かう参道。

平日でしたが、参拝の方が絶えません。
コロナ禍を経て、人出がもどってきたのもあるのかもしれませんが、最初に参拝したときと比べてもずっと参拝の方は多いです。

この違和感のある楼門は神仏習合時代のもの、とのこと。

ご挨拶します。

境内はそれほど広くないのですが、とても静かです。
大神神社とともに石上神宮にお参りするとき、いつも自分の大きな曲がり角にいるようです。
そこでハンドルを切って別の方向にいくことは、決して安楽なことではないのですが、その勇気を認めてくれる、そんな感じがします。
ありがたいことです。

摂社は楼門を背後にして少し階段をあがったところにあります。
この場所のエネルギーが高い理由については、そのあとちょっとお聞きした事があって自分なりに納得できたのですが、ここでは書きません。

摂社の方向からみた楼門。

楼門を下にみるような形で、摂社の出雲建雄神社(いずもたけおじんじゃ)があります。
その隣には、猿田彦神社。
ご挨拶します。

摂社 天神社のとなりの七座社(ななざしゃ)

こちらもとても古い神様です。
古い神様だと、時としてカサカサしている、とか、穏やかな感じがするのですが、全くそういった感じはありません。

お宮のすぐ隣の田んぼは実りの季節を迎えようとしていました。
この参拝のあと、いろんな事がありました。
でも、今はその節目に向かう勇気を授けていただいた、あるいは、節目を超えてきて今に至っているという自信になっていると思います。

前回は2017年でした。
その時は、このお宮のパワーについて書いてありますので、そちらもお読みください → https://divinus-jp.com/archives/27558

石上神宮 https://www.isonokami.jp/
石上神宮フォトブログ「山の辺の社」 https://www.isonokami.jp/blog/

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