同じ長野の茅野から出土した国宝である縄文のビーナス、仮面のビーナスを何度か、見に行ったことがあります。
その時に博物館周辺の遺跡を見に行ったり、あるいは博物館の往復で通っていったときに感じたのですが、豊かに水が流れていて(湧水もある)でも、ゆるやかな傾斜があって水はけがよく、
東南にむけて開けていて山が見えてました。
ああ、ホントにいいところだなあ、と思ったのです。
茅野市尖石縄文考古館の記事はこちらで → https://divinus-jp.com/archives/19259
ここは浅間山の南側。
やはりゆっくり傾斜があって、浅間山からの湧水もあります。
縄文人、ホント、いいところ知ってるので、住み場所を考えるなら縄文遺跡のあるところ(笑
浅間縄文ミュージアムはホールや図書館を併設した文化施設「エコールみよた」のなかにあります。
なので看板はこんな感じ。
入場券は持ち帰ってしおりで使えます。
約5000年まえの川原田関の住居跡の模型展示。
真ん中に炉があったそうです。
縄文の展示ではなぜか時々、こうした復元縄文人がいて「まわりにいそうだよね~」と思うのですけど、なかなかのフォトジェニックだったので
ニックネームもありました「ゆきえ」さん、だそうです。
差し出しているお椀のなかには、縄文スープが入っていて、美味しそうです。
私は彼女を「ふわちゃん」と呼びましたけど、愛称、ついていたのかな?
土器や黒曜石、石棒といったものも展示されています。
約5000年前の焼町(やけまち)土器。川原田遺跡から出土しています。
「あくびちゃん」というニックネームがついてるそうですけど、これなかなかすてきだと思うのです。
おそらく内部で灯りをつけていたのではないか、とされているのですけれど、いまもここにキャンドル入れたら、素敵なんじゃないかな。
ここは浅間山の麓です。
浅間山は今も活発な火山活動をしている火山。
山自体の形も変化させるほどの大きな噴火活動がありました。
そして、大きな被害もありながら、でもその美しさも恵みもあります。
縄文人ってホント、おしゃれだと思うのです。
このときの企画展示では、おとなりの縄文土器の展示をしていました。
下原遺跡から出土した蛇文人面深鉢。
脱皮して生き返るヘビの生命力を自分に取り入れたかったのかな。
それほど大きな博物館ではないのですが、いちいち読み込んでしまって、すっかり時間がたっていました。
帰り道で浅間山をながめます。
やっぱりここは良いところだなあ、と思いました。
浅間縄文ミュージアム http://w2.avis.ne.jp/~jomon/