ご本堂でお参りします。
ご本尊は、陰陽道の祖神さまの泰山府君、赤山大明神。
陰陽道は今も、私たちの生活の中に静かに伝わっていると思いますし、占い師の先達でもあるので、一度はお参りしたかったところです。
この文字はサンスクリット語で「カ」であり、地蔵菩薩さまを表しているとされています。
なんていうか、他にはちょっとない感じの神さま、というか、仏さまというか明神さま。
地蔵菩薩さまは、地獄にいるものも救ってくださる、という仏さまです。
こちらのご住職は厳しい修行をされた阿闍梨さまだそうです。
きっと、厳しい状況にいる人や、日々の願いをきっと聞いてきたんだろうな、と思いました。
そのまま順路にしたがっていくと、羅漢さまたちがおられました。
江戸時代になると、「赤山さんは、掛け寄せ(集金)の神さん」と言われるくらい商売繁盛にご利益があるとされていました。
この日は雨模様だったのですが、むしろ、しっとりしていて、弁財天さま、そしてお稲荷さまに似つかわしいと思うのです。
すごい。
いまさら、なのですけれど、お堂(仏教)、社(神道)、赤山明神(道教、陰陽道)が当たり前のように、一緒におまつりされているのは、有り難いことだなと思います。
切実な願いは、どんな宗教も宗派も関係ないはずなのです。
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