11月1日蠍座で満月があります。東京でのチャートです。
太陽と月は、4ハウス蠍座。魚座の土星とトライン。
海王星、火星(東京のホロスコープではアセンダントも)、水星でグランドトラインができていて冥王星を含めたカイト。
なかなか大きな配置になっていますが、新月にはかかっていません。新月は土星とトライン。
ただ、東京のホロスコープでは蠍座の支配天体の冥王星がちょうど、ディセンダントに乗っています。
なので、冥王星のエナジーが非常に強くでる新月。
対人関係の大きな転換点。相手が変らないのなら、自分が変る。
それも、変らないのであれば、一生、黙っているくらいのアツがあります。
山羊座なので組織内での移動、配置転換も読めます。あるいは契約の変更や、取引をゼロベースで見直しましょう、も読めます。
そして、この変化は、二度と会わないだろう、という別れや大きな決意をして方向を変えていくことが示されています。
そこについては、どこまで「も」自分が犠牲になっていく事でいいのか、とか、言いにくい伝えるのはちょっとメンドくさいけれど、今、伝えておこくことができそうだ、という魚座の土星が後押しをしてくれています。
魚座の土星のテーマをちょっと思い出しておきましょう。こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/65738
この時、土星は逆行しています。魚座の土星についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/79438
対人関係の大きな変化、あるいは大きな転換点はあるのですが、それをみんなの気持ちを思いやって、あるいは、ネットやテクノロジーを使って気持ちをあわせて、乗り越えていく。
そんな大きなイメージがあります。
アセンダント・ディセントの軸に火星、冥王星が乗っていることについては、やはり気になるところで、大きな事件、事故、個人では対人関係のトラブルといったことが読めますので、焦らない、万が一のための避難場所、防災グッズのチェックをする機会にしましょう。
新月はこの水のトラインには直接かかっていないのですが、この翌日の11月2日には月と天王星が向かい合います。
すると、天王星のエナジーを受け取る水のグランドトラインになります。
つまり、月が蠍座にあるうちにすぐ、ここに触っていくので、水のグランドトラインと冥王星、天王星が強く働く新月であると思います。
大きな転換、組織の変更があって、いままでやってきたよね、それを簡単にはあきらめられない気持ちがあって、とてもエモーショナルな時です。
だったら、もっとシステムを工夫しようよ、とか、できることを見極めようよ、という前向きな姿勢もあります。
さらに、この新月の時期、乙女座の終盤に天体(ネイタル、プログレスなどで)をもつ方にとっては、グランドセクスタイルという配置になります。とても珍しい配置でもあり、働きかけることで大きな動きになる配置です。
なので、そういった方は、この新月に向けてご自身に起こったことは記録をしておいてください。
もし、乙女座の後半、終盤に天体、感受点がないとしても、実際に手を動かしてやっていく、必要な人にモノや労力という目に見える援助をする、という乙女座の部分はこの時期、必要とされていくと思います。
月に関していうと、この新月の前後、10月29日に天秤座に月が入ってから、山羊座に月がある11月8日の朝までは、海王星と天王星のセクスタイル、また、天王星と火星のセクスタイルを月がわたっていくので自分だけの力ではどうしようもない、というテーマにあたって無力感を感じることもあると思います。
トライン、セクスタイル(人によってはグランドセクスタイル)という「恵まれた」配置にもかかわらず、気持ちや身体としては楽ではないのです。
新月のサビアンは蠍座10度「昔の仲間を再び結びつける夕食会」
絆の度数。
苦労をともにした仲間と食をともにする暖かな夕べ。
新月は4ハウスであるので、ホームパーティー、おうちご飯でゆったりと。
ここから水星が逆行し、水瓶座に冥王星が戻っていきます。
大きな天体の動きがある11月です。
「これをするぐらいなら死んだ方がまし」というギリギリの選択をしなくてはいけない場面でも、
「私の居場所はここだ」「この仲間、パートナー、家族がいる」「気持ちをわかってくれる」という気持ちを思い出せるようにする新月です。
チャートは、MyAstroChart さんで作りました。