3月2日から4月14日まで牡羊座にある金星が、魚座まで逆行をします。
この逆行では、1月28日に通過した場所まで逆行で戻ります。
また、順行にもどったあと、5月16日に逆行を開始した位置に戻ります。
この水星逆行中の期間だけでなく、もとの位置に戻るまで影響が残ることもあります。
金星は、どう楽しむか、どう愛するか、あるいは美しさのセンスも示す天体です。
愛と恋愛の天体と言われると「私、関係ない」と思うかもしれませんが、バランスをとるという、とても大事な働きがあると思います。
ご自身の中の身体と心、さらに心の中のバランス。また、対人関係もどこまで踏み込むかのバランスです。
なので、対人関係と自分の快適さについての見直しになります。
とくに逆行開始と終了の前後2日くらいは、金星が止まっています。
この時がもっとも影響が大きいので、時間と心に余裕をもって。
こちらの記事もごらんください。 → https://divinus-jp.com/archives/1572
大きな枠で考えると2025~2026年は社会の変化のある途中、過渡期です。
そのなかでも2025年3月は変化の大きな時です。
年度末であり卒業や入社といったイベントも含め、「その次」に向かう時期。
そこに、海王星が牡羊座に入るという大きなイベントがあります。
海王星のようなトランスサタニアン(土星より遠い天体)は、社会というより時代を象徴する天体です。
また、単にサインを変えるというのではなく、春分点を越える、魚座から牡羊座に入るというのは、ひとつレベルがあがる、変わるようなイメージです。
そういった時代がひとつ変わっていくようなタイミングで、3月は食(日食・月食)があります。
時代が変わる、特に海王星のように静かに大きく変えていく天体は、実感できなかったり、よくわからないこともあると思います。
一方、今回は、水星、金星といった日常的に影響があり、感じている天体が牡羊座、魚座のあいだを行き来することで、日常でも影響がある時期だと読んでいます。
春分点をいったりきたりすることは
「これでいいかな?」「これでもう一歩、あがってみようか」「でも、もうちょっと、ここやっておこう」「まだ、ここは大丈夫」「え?大丈夫じゃないの?」
という迷いと振り返りと、あるいは混乱もあることだと思います。
社会の中でもそういった動きがあるのと同じように、個人の生活でも同じような事がありそうです。
つまり、将来の予定を見越すことができると思ったときに、過去から呼ばれるような感じです。
それは、今さら、それを言い出します?と言うような事だとか、暴露とか、裏切りだと感じるような事かもしれません。
牡羊座の金星は新しいチャレンジをすることや、自己主張はとりあえずやっておくことが、契約とか人間関係だという思っているところがあります。
それがその場の空気を大事にしたり、見えない部分を大事にする魚座に戻ります。
すると、自己主張することでとりこぼしている傷ついた相手への気持ちを思ったり、新しいものばかりがいいのではないよね、と取り戻しにいくようです。
今回は、金星の逆行とともに、水星も同じような時に逆行をします。
(これについては別に記事にする予定です)
上の図では関係ありそうな天体イベントを書き込んでいます。
火星は逆行を終えたところで、蟹座にあります。(2024年12月7日から2025年2月24日)
逆行の影響はまだ、残っていますが、なんとなく滞っていたエナジーが前に向かってどんどん進み始めて、ガンガンやろう、とりあえずやっておこう、という時期に、仕事の手順の見直しがあると「もう、それいらないんじゃない?」という事になりそうです。
また、対人関係においても「自分が犠牲になるのはもういやだ」と相手との距離感を無視した行動になる可能性もあります。
なにごとにもオーバーになりがちなときなので、いままで動きがなかったことは動いていく一方で、
そんなにカンタンに壊したり、なくしたりしてはいけないことは、意識して慎重に動いた方がいいと思います。
獅子座の火星についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/82985
火星の逆行についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/84174
アイキャッチは金星が戻る魚座24.37度かぞえ25度「宗教的な組織が、ゆがんだ実践と物質的すぎる理想による崩壊的な影響を克服することに成功する」「聖職の浄化」
純粋を極めて牡羊座に向かうとき。
春分点をまたぐような、ワンステップあがる社会の変化の時に、自分の心のなかに何が「真」なのか、善なのか、「美」なのか。
そして「愛」となるのか、をもう一度、取り戻しに戻るようです。
3月上旬 月と金星が美しくみえます。
(国立天文台から → https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/03-topics01.html )