本殿でご挨拶をしたので、境内にある摂末社にお詣りします。
宗像大社 摂末社 → https://munakata-taisha.or.jp/hetsu_setsumatsusya.html
大化の改新(乙巳の変)の当時は、神郡(しんぐん/かみのこおり)として定められた神社は8社だけだった、と。
歴史が古く、また、それが公的な記録として残されている神社はこの8つ、という事です。
こちらだけ、竹で仕切りがしてあって、ちょっと特別な感じがします。
摂末社のご修復時にご祭神が仮に遷座されるご神殿だそうです。
公式サイトによると、手前の仮宮の方から、大神神社、貴船神社、津加計志神社とあります。
ただ、ひとつのお社に神様がいく柱か、おられるので、すごい事になっています。
本殿裏手に回ったあたりです。
手前から
正三位神社、和加神社、孔大寺神社、国連神社、浪折神社、宮田若宮神社
犬王丸神社は彦星、アルタイルをお祀りしていたり、伊賀津臣命(いかつおみのみこと)は滋賀県伊香郡地方開発の祖神さまだったり。
ご神徳の聞こえた神さまだったり、古事記・日本書紀で「有名」な神さまだったりすれば、お祀りされているのもそうだろうな、と思うのですが、地方の開発の神さまとか、なぜここにおられて、しかも神名を変えずに残っておられることも、古くからのお宮なんだなと思いました。
本殿の真後ろあたりには宮田若宮神社と、こちらの宇生神社がご鎮座されています。
宮田若宮神社のご祭神は、太玉命(ふとだまのみこと)布刀玉命とも称せられる呪術、占いの神さま。当然、占いが上手になれますように、とお祈りしました。
宇生神社のご祭神は、伊耶那岐命・伊耶那美命(いざなぎのみこと・いざなみのみこと)国生みの二神さま。
拝殿からみると、宇生神社か、宮田若宮神社を拝んでいるカタチになります。
宇生神社には、他に相殿にて阿蘇津彦命(あそつひこのみこと)阿蘇の開発の神さまがおられました。扁額には「宇生神社 指來神社」とあります。
政所神社のご祭神は、素戔嗚命
扁額には相殿の神さまのお名前もあります。
政所神社はちょっと本殿の正中からずれるのですが、大きさからいったら、本殿を通して宇生神社か、政所神社を拝しているのかもしれません。
お隣には、少し小さな百大神社、二柱神社
百大神社、二柱神社は、相殿の神さまはおられません。
ただ、お名前のように二柱神社は、伊耶那岐命・伊耶那美命(いざなぎのみこと・いざなみのみこと)がご祭神です。
すでに、伊耶那岐命・伊耶那美命のお社があることや、お宮の大きさからしたら、他からご遷座されたのかもしれません。
本殿を囲むようにしてご鎮座されています。
向こう側から、藤宮神社、稲庭上神社、妙見神社、千得下符神社、祇園神社、織幡神社、牧口神社、御鑰持神社(みかぎもちじんじゃ)
こちらもまた、それぞれ相殿の神さまがおられる造りになっています。
そして、ここから第二宮(ていにぐう)第三宮 (ていさんぐう)、高宮祭場に向かいます。
手前には、古いお社がおられます
向かって左が松尾神社、右が蛭子神社
すでに、境内のそとで、さきほどの伊勢神宮のような微細で清らかな場というより、もっと古代の太くてむっくりした感じの場になっています。
こちらまで、足を運ぶ方は少ないようですが、少しでもお時間あるかたはお詣りください。
こちらの松尾神社、蛭子神社から第二宮、第三宮までの参道です。
画面は明るくなっているのですが、動画にあるように街灯がともっているような暗さです。