太陽と月は、7ハウス蠍座。
水星逆行中であり、この前日に逆行で水星が射手座から蠍座に戻っています。この水星逆行についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/93301
また、天王星も逆行で双子座から牡牛座に戻ったあとの最初の新月です。この天王星の牡牛座への逆行については、こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/93069
天王星の牡牛座への逆行については、12ハウスごとにまとめていて、それはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/94512
さらに、海王星、木星も逆行中です。
特に土星が牡羊座に入った春先以降の騒々しい雰囲気から一転し、振り返ったり速度を緩める流れになります。
新しいアイデアやビジョンを急速に発展させ、アイデアを交換しプランを建てたけれど、現実性に欠けていたり、ちょっと気持ちが追いついていかない部分があったので、このあたりで、感情的に安定したうえで、現実としていこうという流れです。
蠍座の新月なので、「結局、この関係にとらわれていたんだ」とか
「パワーゲームになったら大きい方が結局、総取りするのか」とか
「良くないとわかっていても、結局、いままでのルールになるわけだ」
ということが見えてくるかもしれませんがこれも、変化の流れのなかで見えてきたと考えられます。
いままでの変化があったからこそ、こうした「とらわれていた」という事がわかるのです。
なので、それを踏まえた上で、特に対人関係、契約の見直しや、自分のあり方について一度、見直そうという動きなのです。
今までと同じなの?過去に戻ってしまうの?と感じるかもしれせんが、根本の流れを担う冥王星は天頂にあり水瓶座からは戻りません。(しかも、順行しています)
なので、ゼロベースで見直しましょうという事ではありません。
この冥王星を中心として見ていくと、やはり目立つところにあるので、事件事故、あるいは天災などには注意したい時期です。
そういった大きなイベントがあるので、いままで行きすぎていた部分を見直していこうという事になる、とも読めるのです。
さらに、新月は蠍座ギリギリで起こります。
そのなかでポイントは実際に手を動かして作業をしていくことです。
見直しのテーマを見つけたら、黙々と直していき、傷ついた部分は丁寧にケアをする。
社会的にも見落としのテーマが浮上してきますが、その時に他人や外部を責めるよりも必要なケアをしていくことが大切です。
この新月のあと、木星や逆行している土星、天王星、海王星と個人天体がアスペクトをとっていきます。
社会の見直すべきテーマが個人にも影響し、なかなか重いテーマもでてくるかもしれません。
水のグランドトラインは「良い」配置なのですが、一方で、この新月図では社会の構造が壊れたり、あるいは、事件、事故があって、みんなで気持ちをあわせていかないといけないということも読めます。
社会的には要注意の配置です。
そして、具体的な手段や作業を担う部分が必要とされていて、こうしたなかでもやるべきことを粛々とリストアップしてやっていくことが求められています。
いままで火と風が強い状況が続いてきました。
ここから年末の射手座の新月あたりまでは、土と水が強い状況になります。
火と風のアイデアや情熱を現実的なものに grounded(定着)させ、思考や行動に感情的な意味合いや深みを与えるます。
春先からの経験を、現実にしておとしこんでいくための時間です。
アイキャッチは新月のサビアン蠍座29度「インディアンの女が、酋長に自分の子供の命乞いをしている」
自分の命を差し出しても子供を助けたい女性。ギリギリの命をつなぐという重いテーマです。

自分の周囲にイベントがあったり社会的に動きが大きなときに、本当に必要な人は誰だろうか?とか本当に大事なものはなんだろうか、という判断をしていく事もありそうです。
木星と土星のトラインについては、こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/94735
チャートは、さくっとホロスコープ作成 さんでつくりました → https://nut.sakura.ne.jp/wheel/horo.html

