本殿でご挨拶をして、奥に参ります。
第二宮(ていにぐう) 第三宮(ていさんぐう)とお呼びします。
瑞垣のそとにある松尾神社、蛭子神社に入るところにある鳥居から歩いてきました。
写真の奥にみえる鳥居からです。
杜(もり)、と称される人の手があまり入っていないこうした森は、いかにも日本のその土地の植生がわかります。
しかも、その神社の杜によって香り、匂いが違うのですが、それも好きなのです。
ここはちょっと湿っぽい海の香りと、自分のいる関東とは違う熱帯の湿度がある森です。
手が全く入っていないわけじゃないので、道が整備されているのですが、神様の森はたいがい、禁足地となっています。
しめ縄こと張っていませんが、ここに踏み入れていこうという気持ちは、持っていないのではないでしょうか。
この手水桶のあたりからみた感じとか、伊勢の摂末社の写真ですといわれても、そうかな、と思います。
でも、なんか違う。
宗像大社は、沖ノ島の沖津宮、筑前大島の中津宮、それとこちらの辺津宮(総社)の三社の総称です。
こちらの本殿には本殿では市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)をお祀りされていて、
この第二宮、第三宮をあわせて、宗像大社となるのだと思います。
伊勢神宮の摂末社によくにた感じがします。
公式サイトをみたら「伊勢神宮の古い社殿を頂戴し」とありました。そうだよね~。
でも、なんていうか、参拝していると伊勢神宮ともちょっと違うのです。
武蔵陵墓地(むさしりょうぼち)にうかがったときのような、静謐な思いがします。
なにかがお鎮まりになっているような。
お墓のような。
高宮祭場 (たかみやさいじょう)に向かいます。