拝殿の下へ続く道があります。
そこへ入ると、地下への巡拝とともに、水を頂ける泉があります。
小さな古い狛犬が写っています。
また、その隣りの赤いシールに「大山街道」とあり、なにかを担いだ江戸時代風の人物の表示がありました。
この時は、なんの表示か、わかりませんでしたが、あとで、納太刀(おさめだち)という大山詣での風習だと知りました。
担いでいるのは、木の太刀です。
納太刀とは、参拝の前に太刀を購入し、それを大山阿夫利神社に納めます。
帰るときには、他の人が納めた太刀を持ってかえる、という風習だったそうです。
私は、知らなかったのですが、授与所にいい感じの刀があったので、いただいて帰ってきました。
そのあと、なんで刀なんだろう?と思って調べてみたら、大山街道のシールの人物が担いでいるのが、太刀だとわかったというわけです。
いただいてきた太刀です。
木の太刀もありましたが、持って歩けるものにしました。
拝殿の隣りにあたる場所です。
鳥居の扁額には、高おかみ(雨に口が三つと龍)神とあります。
水の神さまです。
ご挨拶して、お水をいただきます。
ここは空にぬけている場所なのですが、とてもクリアで神聖なところです。
拝殿のすぐ近くでもあり、さわぐ場所ではありません。
神さまのすぐ前、と感じます。
また、お水をいただいたら、それにふさわしいお納めを。
お持ちになっていたパワーストーンを、この水で洗っている方がいました。
気持ちはわかるのですが、水垢離(みずごり)と同じように思いました。
余計なお世話ですが、もし、それをされるなら、鳥居の外の滝か川で清めてから、お参りされた方がいいように感じました。
あるいは、いただいたお水をご自宅でお使いになるとか。
ここの水は、体内にいただくものですし。
写真にすると、井戸が浮いているように見えますが、透明な水をたたえています。
気持ちのいいところです。
そして、地下の巡拝道へ向かいます。
鳥居の下のあたりに、カフェができていました。
名水のコーヒーだそうです。
納太刀について、大山阿夫利神社のサイト
小田急がやる気をだして、大山のサイトが充実しています。