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宇宙と芸術展

宇宙は、音楽に満ちているのではないでしょうか。

占星術では、地球を中心にして、天体どうしが、ある特定の角度をとって位置すると、その角度と天体によって、いろんな意味があると読みます。

それは天体どうしが、調和的な和音を奏でている時には、心地よい音楽となり、天体がそのよい部分をひきたて合っていていると読みます。
また、そうでない場合は、印象の強い音となって、心にひっかかる音楽となり、天体の強い影響があると読みます。

この天体どうしの組み合わせ(アスペクトといいます)は、宇宙を円と見なしたときの、あるいは、円を描く線を1本のギターや琵琶の弦と見なしたときに、どこに天体があるか、つまり、どの場所を押さえるか、によって、その弦を弾いた時に、どんな音楽を奏でているのかを、じっと耳をすまして聞き取る作業ではないかと思うのです。(そういえば、ひも理論というのもあったっけ)
そして、その音楽は、チャートというカタチで、私たちひとりひとりの内側にもあるのです。

なので、今回の目的は、まずは、月のクレーターを楽譜として音楽にされている、野村仁さんの音楽を聴きたいと思っていました。

この展覧会では、一部、撮影が許可されていましたが、この展示は許可がなく展覧会の公式ブログからの転載です。
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白い壁に月の連続写真があり、真ん中に楽譜とヘッドフォンがあります。
どこまでも、続いていくようなシンフォニーなのですが、月は、低くそして、美しく響く音を奏でていました。

そして今や、必ず登場するチームラボ。
2年前の「ミッション[宇宙×芸術]- コスモロジーを超えて」では、びっくりしたけれど、今回は、もう「慣れた感」がありました。
でも、未体験の方は一度、みておく価値はあります。

≪追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく – Light in Space≫
真っ暗な部屋での映像と音。自分の足下が揺らいでいく感覚があります。
三本脚のカラスが、とんでもないスピードで飛び回り、衝突して花を咲かせていきます。
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公式サイトから。
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You Tubeに映像がありましたので、リンクをつけておきます。
追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく – Light in Spaceの youtubeサイト

これは、≪縄文時代の司祭≫ローラン・グラッソ
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仮面の女王の顔をもった司祭。
仮面の女王は、宇宙人がモデルだ、という話はちょいちょい、聞きますが、仮面の女王が生命にあふれた身体をしているのに、この司祭の禁欲的なことっていったら。
右手は、施無畏印(せむいいん)のように見えますが、左手は守るように内側に向けられています。
受肉して、この地上にあるものと対比するとしたら、宇宙は禁欲的なのかもね。
仮面の女王は、茅野市尖石縄文考古館にあります。
その時の記事は、こちらでどうぞ。

セミコンダクターの《ブリリアント・ノイズ》
こちらは、太陽の間近にいる感覚が体験できます。太陽フレアのど真ん中。
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この他にも、竹取物語の絵巻物(かぐや姫って、宇宙人っていえるかもね)があったり、曼荼羅は、こういった文脈でみると、宇宙的ともいえるんだなあ、と思いました。
また、ガリレオや、レオナルド・ダ・ビンチの手記も貴重なものでした。

そして、なぜか周囲は海外の方ばかり。
普段の美術館では、オーバーエイジ枠の方が多いので、その方々がこないというと、いきなりこうなってしまうのか、と感じました。
子供たちにも見て欲しいなあ。

私たちは、この宇宙の一部でもあるのです。
今日も、自分の内側の宇宙と、外側の宇宙が、美しい音楽を奏でられるように。

公式サイト 宇宙と芸術展 2016年7月30日~2017年1月9日

野村 仁《‘moon’ score: ISS Commander – Listening to it on Mars, now》
展覧会公式ブログ 

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