河口湖のそばの冨士御室浅間神社。
同じ境内に二社あります。
まずは、参道から向かうのは、里宮社。
富士山最古の神社、とのことです。
699年建立。
参道は、富士のまわりの神社らしい。
鳥居は、里宮、とあります。
武田信玄の三代に大きな庇護を受けたとのことで、
武家っぽい感じがします。
黒いし。
あ、お稲荷さんだ、境内にいるんですね。
それから、こっち、こっちと呼ばれると、本殿の裏手にまわると
河口湖がみえました。
真裏には、この御社。
人ひとり通れないくらい本殿に接して建てられています。
石碑をみると、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)やら
伊勢系の方々。
あら~。本殿を通して、実はこちらを拝していたんですね。
その先には、河口湖があって、
更にその先は、山梨県。つまり甲斐の国、武田の国。
天之御中主神を通して、武田を拝しているつくりなのか。
これは、かなり人為的な作りだなあ。
中世の武家っぽい感じ。参道にあった常在寺も
神仏分離以前は、こちらの神社とひとつだったんでしょうから
ヒトの手で作られた感じがするんでしょうね。
それから、こちらの方々。雷社。
この結界、なんだろう。
もしかしたら、このようにヒトの手でつくられる
聖域以前の神さまが降りてこられる場所だったのかも。
それよりも気になるのは、こちら。
本宮、とあります。
以前は、富士山の2合目にあった本宮を保存のために
こちらに遷座された、とのこと。
里宮社と正対はしていないのですが、
向かいあわせに建っている本宮。
修験道っぽいし、馬頭観音とかもあって仏教っぽい。
でも、これは富士山のパワーそのもの。
こちらからは、富士山を拝する方向になります。
つまり、本宮を通して富士山のパワーを入れて
里宮、天之御中主神、河口湖を通じて、甲斐に通す、と。
最古の神社、ですが、ちっとも古くないと思いました。
富士山のパワーと、
ヒトのつくった仕組みがうまくできているパワースポットです。
冨士御室浅間神社(ふじおむろせんげんじんじゃ)
常在寺 河口湖総合観光サイトのページ