ロープウエイから降りると、すぐ御社殿が見えて、
そちらに向かって、左手に近そうな道があるのですが、
そちらではありません。
少し回りますが、鳥居から入るのが「正しい」です。
右手に下って、鳥居に向かう階段の下の広場にでるのですが、
ここがとてもよい場所です。
なにか神事が行われる場所なんでしょうね。
写真では雲がかかってしまって、頂上が見えていないのですが、
富士山が左手に見えます。
また、駒ケ岳山頂も目の前。
左の富士山、右の駒ケ岳からの流れが、
山頂のお宮ではなく、まず、ここに集まります。
いい具合にベンチもあります。
ちょっと、座ってみて、って。
そこから山頂の御社殿にうかがいます。
いつも感じるのですが、
富士山のパワーは、あいかわらず、スゴいですねぇ。
最初に見えた瞬間、実物の大きさより、
ぐぐっと、大きくみえます。
おお、と思ってふと見直すと、
しゅしゅっと、元にもどったりするのですけど。
写真左の手前には「駒形大神」のお社もいらっしゃいます。
こちらは、駒形神社の奥宮にあたるのでしょうか。
駒ケ岳の神さま、という事ですが、なんか地元っぽい感じ。
もともといらしたのは、こちらの方じゃないかなぁ。
その隣りの注連縄(しめなわ)の岩。
触ってみると、生きてるんじゃないかと、思うくらいです。
暖かいエネルギーがあります。
参道をはさんで向かいにも、もう少し小さな石があります。
これもちょっといい感じ。
帰ってから調べてみたら、神様の乗ってきた馬の石
「馬降石」「馬乗石」だそうです。どうりで生きてるわけだ。
駒ケ岳の駒形大神と馬。よくできてます。
でも、こちらの御社殿で手をあわせるのは
富士山に向いていないんですね。
ご社殿の、後ろの山に向いています。
うしろは神山があります。
また、御社殿の隣りは、たぶん古くからの祭祀場があって、
ちょっとストーンサークル的な感じ。
いい感じです。
あまりみんな、見てないけど。
そりゃ、富士山の方が気になるよね。
でも、ここ、もうちょっとアピールしてもいいなぁ。
ということでちょっと、アピールしました。
眼下の芦ノ湖と、背後の神山をむすぶ所に、ふたつの箱根神社があります。
箱根神社の元宮は、山のお社。
それに対し、ふもとの箱根神社は水のお社。
(ざっくり、ですけど)
もっと大きく見ると、富士山と海。
すごく、バランスがいいところです。
バランスがとれてて、流れが、すごくいい。
ひたすら気持ちがいい。
気持ちはいいが、寒いので次へ参ります。
箱根神社の境内案内の下の方に駒形神社の案内もあります。