山梨、甲斐と言えば武田信玄公。
いまも、ヒーローです。
ゆるく坂をのぼった先に、あるのが武田神社です。
もともと、武田氏のおうちである躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)の場所が神社になりました。
さきほど、だらだらっと上ってきた道の左右には、ご家来衆のお屋敷があったんですね。
神社の結界には、橋がかかっていることが多く、神域を示しているのですが、これはどうみても登城ムード。
振り返ると富士山が見えました。
御屋形様、よいところにお住まいです。
この時間、まだかなり早いのですが、観光バスが何台もとまっていて、たくさんの方がいらしています。
神社というより観光地。
社員旅行のおじさんたちは、朝から大盛り上がり。昨日は石和(いさわ)温泉だったのかなあ。
拝殿自体や境内はそれほど大きくありません。
御屋形様はニコニコとして、こうしてみんなが楽しそうに参拝にきているのを見ていらっしゃいます。
大騒ぎして怒るような方ではないのね。
この地は、山のすそ野にあり、水も沸いています。
境内(というか城内というか、屋敷内というか)にはいくつか井戸があり、戦国の世は、籠城しても水の心配はなかったということでしょう。
授与所でペットボトルを授与いただいて、お水をいただいてきました。
こうしたお水をいただいたときは、お納めすることもお忘れなく。
そして、ポリタンクで、というのは失礼ですよ。
境内にいる人はみんな、ニコニコとしています。
「人は石垣 人は城」の信玄公は、よい領主様だったのだなあ。