町なかにある土地の神さま、なのだけれど、なんか懐が深そうだなあ。
池のように見えるのだけど、流れが結構はやく、川の支流だと思います。
どこに抜けるのか、あるいは暗渠になって街中を進んでいくのかもしれません。
境内に入ります。ああ、中身はお稲荷さんだ。
この提灯に灯が点ると、美しいのだろうなあ。
お稲荷さんが前面にでてくるわけじゃありません。
ちょうど、初参りのご家族がご祈祷を終えてでていらっしゃいました。
この土地の鎮守さまで、ここに生まれて育って、業をなして、逝くものを守ってこられた神さま。
明治の神仏分離以前は、おとなりのお寺も一緒だったと思うし、遠くから聞こえる子ども達の声がする公園と動物園もこの神社とあるいは、隣の一乗寺の土地だったのだと思います。
気になったのは、この灯籠。
昭和56年とありますので、それほど古くないのですが、猪目(いのめ)がハートに見えます。
カワイイ。
授与所で、さきほどご祈祷を終えた神職がおられたので、このハートの灯籠について聞いたのですが「さあ?ご寄進いただいた方のお考えでしょうか」と。
境内には他にも、このハートのついた灯籠が並んでいます。
自分の干支の灯籠に触れて、縁結びのパワースポットとして、ご紹介しましょう!
公式サイトにもこうありました。以下引用。
古来より灯篭に刻まれている自分の「えと」にさわり、3回廻り祈願すると身体健固諸願成就・学問向上のご神徳があります。また、その年の「えと」にさわり祈願すると厄除・開運のご神徳があります。(引用ここまで)
境内には、天神さまやお稲荷さん、金比羅さまもおられます。
縁結びをして、結婚して、子どもがうまれて、という人生の区切りにこうしてお参りをして、また、毎日の生活のなかで境内の摂社末社に参拝して、それを暖かく見守ってくれる神さま。
境内にある摂社、末社のうち気になったのは、瘡子社(そうししゃ)、熊野社、甲子社(きのねしゃ)
小さな祠ですが、しっかりとしたエネルギーがあって神さまもおられます。
右側にはご神水。お水取りもできます。
少しいただいてみましたが、すうっと柔らかい水でした。
だいたい、の方向ね。
たぶん、この神社の子だと思うのだけど、授与所の奥からニワトリのエサをひとつかみ、持ってきて撒(ま)いてくれました。
ありがとう。おかげで、写真が撮れた(笑
あなたもこの神さまが見守ってくれているのね。