千葉の八幡様に呼ばれたので、行ってきました。
JRの本八幡(もとやわた)という駅名にもなっているお宮です。
参道の銀杏並木がまっすぐ続いていて、その先にあります。
右手に鐘があります。
以前は、お寺もあったそうです。
八幡神は、仏教の守護神としても全国に広まりました。
手水舎のとなりには、蹲(つくばい)があって、井戸水とあります。
小さな祠もあって、神聖なものである事を示しています。
JRは東海道線がそうであるように、
この総武線も昔の海岸線にそって走っています。
その昔は、このお宮は海岸線にそっていたんだと思います。
その近くに水脈があるのは昔からの聖地の印です。
そしてこの水は、いまも生きています。
お水は煮沸して、とありました。
銀杏が緑ですが、七五三の季節のようで
境内にはそんなカッコの家族もいます。
隣りの神楽殿。
かかげている板絵は、幕末のもので、神功皇后(こうじんこうごう)が
鎧をつけたお姿で、武内宿禰(たけうちのすくね)
と描かれていました。
応神天皇は、皇后のおなかのなか、ということです。
八幡神は、よくこの三方がいわれます。
ちなみに、こちらのご祭神としては、
武内宿禰ではなく、玉依姫命(たまよりひめ)だそうです。
この組み合わせも、八幡神にはよくあります。
でも、この八幡神、よくわからないなあ、と思っています。
仏像鋳造の神託があり、武家の崇敬を集めたし、
全国にあるけど、ホントはなんだろう?
(ホントなんか、実は「ない」んじゃないか、と思ってきました)
以前は、私の感じるところでは、舶来モノの神さまで、
ルー○柴みたいな、
ちょっと暑っ苦しいパワーだなあと思っていました。
でも、今は、そうとも限らないと思っています。
ご挨拶します。
ここは、誰かのおうち、みたいな所。
守られてる感があります。
それも、ここからここまで、と自分のエリアを決めて
その中は、安全地帯、みたいな守り方。
なんだろ、と思いました。
本殿の隣りに大きな銀杏があります。
あ、この銀杏ですね。千本公孫樹(せんぼんいちょう)というそうです。
推定樹齢1200年だそうです。
という事は、このお宮ができる前からここにあったんですね。
ああ、そうか。
もともと、この木が信仰の対象だったんだ。
そこに八幡様をもってきた、ということだと思います。
でかい。
ぐるっとまわります。
後はシメナワが、ない。
なるほど、「守ってもらってる感」はこの銀杏だし、
八幡様もお守りしてるんだと思います。
「ありがとう。がんばってね」
手が届かないけど、伝えます。
「おまえもね」だそうです。はい。