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安房神社

前回、参拝したのはいつだったけな?と思って写真をみたら2010年でした。
最近、どこの神社、お寺にいっても以前より、参拝される方が多くなったなあと思うことが多かったのですが、写真をみてその実感を確認することができました。

2010年の拝殿前

今回、2023年の拝殿前

参拝者はその時のご時世で増えたり、減ったりするのでしょうけど、でも神さまは変わりません。

白い鳥居が海の近くのお宮であることを感じます。車もたくさん、停まっています。

境内図

参道近くの岩

意図的に掘った感じがするのだけど、なんだろう。もしかして、以前は仏さまがおられたのだろうか。

桜の花が咲き始めたときでした。

ずっと参道にそって桜があります。
このときは、参拝の方がどうしても入り込んでしまうので、2010年の参道の写真

神さまがおられるいいところだなあ、というのはむしろ、2010年の時の写真で感じます。
修行が足りないので(笑 他に参拝の方が多いと、どうしても気が散ってしまうのかもしれません。

手水舎

拝殿

こちらは上の宮とお呼びする社殿です。

ご挨拶します。
ご祭神は、天太玉命(アメノフトダマノミコト)
占いと祭祀の神さま。公式サイトでは「日本の全ての産業創始の神」とありました。
また、それを司った忌部氏の親神様なので、お妃の神様、天比理刀咩命(アメノヒリトメノミコト)と
忌部氏の忌部五部神がおられます。
櫛明玉命(クシアカルタマノミコト)
天日鷲命(アメノヒワシノミコト)
彦狭知命(ヒコサシリノミコト)
手置帆負命(タオキホオイノミコト)
天目一箇命(アメノマヒトツノミコト)

珍しい神様だなあ、とは思うけれど、そういっても天太玉命が御祭神である神社、お社は、あちらこちらの神社で境内社のなかでおみかけしたご神名です。
お祀りごと、祭祀の神様であるなら、あちらこちらの神社さんに勧請、あるいは分社されているのもわかります。

2010年は東日本大震災の前年、この地も多くの被害があったでしょうし、まあ自分の来し方を思うと、こちらに参ったこともご縁だったのだなあ。

拝殿の後ろに本殿があります。

格の高い神様だなあ、と思います。

それにしても、なんか参拝者におじさんが多いのです。
今どき、賑わっている神社さんといえば、若い女性の縁結び系のご利益がありますよ、という神社なので、ちょっと不思議だなと思っていました。

なんだろう?と思って、帰ってちょっと調べてみたら「日本三大金運神社」にあげられていました。
ご興味のある方もおられると思うのですが、この千葉の安房神社の他は、石川県の金剱宮(きんけんぐう)、山梨県の新屋山神社(あらややまじんじゃ)だそうです。

なるほど(笑
金劔宮は参拝していないので、わからないのですが、参拝者の層というか感じが新屋山神社に似ています。

まあ、そういった方は興味がないので、境内社をお参りする方は少ない(笑

御仮屋

この写真にお一人背中で登場いただいています。この方、姿勢がいいのです。
そのスジの方(笑 かもしれません。

この御仮屋は、お祭りの時に出御された近郷の神社の神輿をお納めするところだそうです。
そのなかでも、伊勢神宮の遙拝所がありました。

本殿の後ろは立ち入り禁止になっていました。

でも、ここはすごくパワーのあるところ。
以前は、立ち入り禁止はなく、お水とりもできました。

海の近くにあって、水がとれるというのは古くから人が住みやすいところだったのだと思います。
御幣には神さまがおられるマーク。
以前の写真をみるとこちらの御幣(ごへい)の神様は、「安房大神 水波能売神(みすはのめがみ) 吾谷山(あづちやま)御神霊」とありました。

安房大神はこちらの安房神社のご祭神であろうし、水波能売神は、水の神様
で、吾谷山(あづちやま)御神霊は、現在、このお宮は吾谷山の麓にあるので、そこの地の神様、という事だと思います。

こちらには、四国の忌部氏(いんべうじ)が紀伊半島・伊豆半島を経由しこの地にお越しになり、親神様の天太玉命を男神山(安房神社御祭神)に安置し、后神(きさきがみ)天比理刀咩命(洲宮神社御祭神)を女神山に安置されたそうです。
安房神社は、一旦は布良の神谷(かみやつ)に鎮座し、その後、現在の安房神社(吾谷山)に鎮座されたとのことです。

この本殿の裏、すごいなと思うパワーは多分、この山の神様のおられるところだから、だと思います。

神饌所

神様にさしあげるお食事をつくるところ

琴平社

すぐそこが海。海の幸をお恵みいただく神様は大事。

兼務社の遙拝所

拝殿前には厳島社

ここも素晴らしい。
まるで、海の底にいるような感覚。

ご神木

高天が原でしょうか

神様が降りてくるところ。

下の宮も参拝します。

ご祭神は、天富命(アメノトミノミコト)天忍日命(アメノオシヒノミコト)
主祭神である天太玉命の孫神さまと、兄弟神さま。こちらにご遷座の際に、創建されたそうです。
なんか、地元の神様っぽいんですよね。
先ほどの山の神様より、ずっと人間に近いけど。実在の方々じゃないのかなあ。

御神池

水辺で海が近いので昔から人が住みやすいところ。
近くには洞窟遺跡があり、そこから発見された人骨もあるそうです。年代は縄文後期から弥生にかけて。忌部塚としてお祭りもされています。

神社にお参りしたら、その土地のものを食べよう、お水をいただこう、というのを心がけているので、道の駅富楽里(とみやま)で、くじらメンチバーガー

美味しゅうございました。

富崎の神話「安房文化遺産フォーラム」 https://awa-ecom.jp/bunka-isan/section/aaa-03-02-40/

安房神社洞窟遺跡「千葉県境域委員会」 https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/bunkazai/bunkazai/p411-037.html

安房神社 http://www.awajinjya.org/

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