入園料金を支払って日光二荒山神社の神苑に入ります。
「神苑」という言葉は、神社の境内というのが本来の意味なのですが、むしろ、「神社にある庭園」という感じが強いように思います。
そして、必ず、本殿とは別の強いエネルギーがあったり、泉があったりするので、神苑にお参りする機会があれば、行かれることをおすすめします。
(良い縁にむすびつくものが、たくさん)
このときは、新型コロナウイルスの感染症の緊急事態宣言が解除になっていた時ですが、まだまだ疫病退散の願いは続きます。
明治の神仏分離以前はここは、二社一寺(二荒山神社、東照宮、輪王寺)としてひとつでした。
なので、この本殿だけ、神苑だけでみることはできないのですが、ここは日光の霊山、日光三山(男体山、女峰山、太郎山)に近く、みんなが集まれる場所だったのだと思います。
すぐに燃料の油が尽きて火が消えたり、周りのものが2重に見えたり、灯籠そのものが様々な姿に変化したので、刀で斬りかかられたこともあるらしいです。
神苑の入り口近くにあります。
山の信仰であれば日枝神社の大山咋神(おおやまくいのかみ)の守護をいただくことは必要。
確かに例祭で神さまの乗り物になる神輿(みこし)は大事なものだけど、こうしてお社のなかに入れて、公開しているのは珍しいなと思いました。
帰ってから調べてみたら、以前は、護摩堂だったそうです。なるほど。
神仏分離以前ではここでは、いまお寺でされているような護摩をされていたのですね。その転用(というのかな?)であれば、こうした造りもわかります。
大黒さまはもともと、インドの神さまで仏教の天部の一尊。
また、大国主命(おおくにぬしのみこと)と同じとされているので、お寺にも神社にもおられるのですが、
護摩祈祷をされることも多いので、もと護摩堂だった神輿舎の近くにあるのはなんとなく納得です。
この大黒堂には、大国様の御姿に似せて創った田道間守(たじまもり/たぢまもり)というお菓子の神さまがおられます。
美味しいお菓子が食べられますように。
フレンドリーなお名前になっていますけど、おられるのは少名彦名命(すくなひこなのみこと)
日光二荒山神社の主祭神である大己貴命(おおあなむちのみこと)をお助けになったという意味なのかなと思いました。
智惠と医薬の神さまです。
この鳥居は古い。
神さまじゃなくて、あくまでも銭を洗う所。
大きいのでカメラに入りきらない。
地図などがわかりやすいのは江戸家 眠猫さんのサイト 日光二荒山神社
お菓子の神様 大国田道間守について 日光二荒山神社