栃木には星宮神社、星の宮神社という神社が多くあるのですが、日光にもいくつかあります。
その一社。
日光の金谷ホテルに入る入り口の坂道の途中です。
ホテルへのアプローチなのですが、けっこうな長さな坂なのでどんどん登っていってもホテルのドアマンが「いらっしゃいませ」と近寄ってきません。どんどん登って大丈夫(笑
ご祭神は、磐裂神(イワサクノカミ)と称されるそうです。
「磐裂神」そもそも読めないし(笑
そして、あまり他の神社ではご祭神になっておられない神さま。
また、他の星宮神社では、磐裂神だけでなく根裂神(ネサクノカミ)もご祭神とされている神社もありました。
調べたらイザナミ、イザナギの古事記神話の神さまとのこと。
イザナミの死因となった火神カグツチの首を斬ったとき、剣の先についた血が岩についたところからお生まれになったと。
そして、この栃木を中心とした星宮神社、星の宮神社が多くあるのは、日光の男体山を開き修験道を興した勝道上人をお助けした神さまだから。
そして、ここにも神仏習合はあって、この神さまの本地仏(もともとのお姿)は、虚空蔵菩薩さまとされているそうです。
イワサク、ネサクというのは岩を切り裂く、根を切り裂く、と聞こえます。
お山を開かれた勝道上人をお助けになったのも、そのあたりかなと思いました。
看板とかこの敷地からしたら金谷ホテルの方でお世話されているのかなと思いました。
呼んでいただき、ありがとうございます。
いまの神社、お寺に分かれる前の神仏習合の信仰があって、さらにその道を開いた勝道上人をお導きになった神さまがおられる。
レファレンス協同データベースから→栃木県の土着の神と言われる磐裂神・根裂神について教えてください。https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000027786