浅草の観音様のお山のひとつで、観音様とゆかりの深いお寺です。
ご本尊は、聖天さま。
聖天とは、もともとインドのガネーシャさまで、
仏教に帰依し、十一面観音の化身と考えられています。
でも、それだけでしたら、
なんとか寺とか、なんとか神社、になっていそうなのですが
ここは「聖天宮」という「お寺」です。
その聖天という響きから、星の信仰を感じました。
実際に、待乳山聖天の冬至の行事には、星祭という行事があります。
冬至のお祭と北極星の信仰は、
池上本門寺のなかにある妙見堂でもあります。
妙見とは、北極星のことです。
ここは昔は、小高い山で江戸時代の浮世絵にも描かれる名所でした。
シンボルマークの大根と巾着。
エロティックで、豊かです。
あちらこちらに。
それでも、俗におちないのは、聖天さまの力と、
修行されている方々の強い力が強く結界をつくり
いまだ衰えないパワースポットとしているのだ、思います。
それにしても、お寺でもなく、神社でもなく
インドでもなく、日本でもなく
好い感じにミックスされていて、得体の知れなさに魅かれます。