高円寺の住宅地の真ん中なのに、
こんなに森を感じるところは、すごいなあ、と思っていると
どこからか、水の音がします。
稲荷神社なので、本来、水の神様ではないのですが、
なんだか「水」っぽい。
不思議だなあ、と思ったら、こんな看板が。
帰ってから調べてみたら、
このあたりは桃園川という川が流れていたそうです。
杉並には、ほかにも善福寺川が流れていたりして、
多摩丘陵の谷の部分を川があったことを
感じさせる地形になっていました。
そのあたりは、中沢新一さんのアースダイバーに詳しいです。
そして、今は、桃園川がそうであったように、
昔の川は、蓋がされていて、
その存在がみえなくなっているものが多いようです。
でも、こうして明らかに「水」「流れ」を感じさせる場所も
しっかり生きているのです。
鳥居の下には、橋がかかっていて小さな流れを渡ります。
このあたりも、稲荷っぽくないつくりです。
参道をすすむと、実際の距離より長く感じますし、
また、今、ここ、以外の、過去から未来までの時間を感じます。
そして手水舎。すごくリッパ。
下の羊歯(しだ)も、青々と茂っていて、
湧き水を流しているような手水舎です。
手水舎の山に龍が登っています。
この手水舎自体が、パワースポット。
龍の後の岩にも、注連縄(しめなわ)があります。
ここ、ぜったい水のお社だなあ、と感じました。
金魚もいたよ。
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