3月25日天秤座で満月があります。東京でのチャートです。
この満月は半影月食の満月ですが、南北アメリカを中心として起こります。日本で見ることは難しいと思います。
太陽は、8ハウス牡羊座。月は、2ハウス天秤座。
どうやったら食っていけるのか?生活できるの?と相談している満月。
あるいは、自分のありようについて、これでいいの?と考えなおすときです。
ひとりで考えてしまうと、ただ、不安な感じがするかもしれませんが、相手からの返事で「ああ、そういうこと」と思う事が多いでしょう。
5ハウスの冥王星が間にはいっているので、少子化や難民の子供たちのことなど、将来に向けて継続していけるかを考えるときでもあります。
水瓶座冥王星は風の時代だとか、AIに象徴されるものもあるのだけれど、水瓶座の本質(のひとつ)は「愛」だと思うのです。
誰もが持っていて、誰もに与えられるべき愛。
なので、今の世代がこの資源を使い尽くしてしまったら次の世代はどうなるの?とか、
少子化の事にホンキで向き合わないと、そろそろ社会として成り立たないことがたくさんあるでしょ?とか。
なので、その愛は当然、自分にも向けられていて(いるべきで)私らしく生きていくことも大事。
なので、それが犠牲になっているのではないか、相手のためにいままでやりつくしてきたとしたら、そろそろ取り返していこうよ、という満月です。
また、半影月食なので、そういった問題に対する不安感、どうしたらいいの?という感じもあると思います。
この満月に先だって、3月23日火星が魚座に入っています。
救いを必要とする人に対して行動を起こしていくことが読み取れます。
一方、そのためには、自分が犠牲になることをいとわないムードになっています。
そこに、不安な気持ちがあると「私のことはどうでもいい」と、自分のことを後回しになってしまったり、あるいは自分を否定してしまう行動をとってしまったりします。
この満月のテーマが「いままでやりつくしてきたんじゃないの?そろそろ、それを取り返していこうよ」なので、自分を取り返すことは大事。
相手からの反応で「あ、自分てこう思われていたのか」「こういう位置に自分はいたのか」とわかることもあるでしょう。
もし、それががっかりする事であったとしても、その取り返す時は、強奪するのではなく、いままでの感謝をこめていただく、とか、尊重して継承する、というのが「愛」のあり方だと思うのです。
自分を「取り返す」ことなので、結果として終わりにすることもあると思います。
ディセントにのっている土星は、いよいよ直面しなければいけないテーマが見えてきた、という所です。
直近だと10日の新月あたりで見えてきたテーマです。
ただ、この土星はこのところずっと木星とセクスタイルの配置です。
不安と向き合ったりするのはメンドくさいです。
「いいんじゃないの?このままで」とか「相手が動いてくれるといいな」という事もあるでしょう。
まして、いままでやりつくしてきた自分に向き合うのは、大変つらいこともあるでしょう。
そこから自分を取り返していくには、裏切ったりするのではないか、少なくとも自分は感謝の気持ちがあったとしても外側からみたら「裏切り」に見えるよね、ということもあるでしょう。
なので、めんどくさいなあ、というテーマではあるのですが、いまもっているものをちょっと工夫することでなんとかなったり、そもそも、それって人間としてどうなの?と改めて見直してみたりすると、違ってみえるはずです。
そして、ここに金星ものっているので、きっかけは「めんどくさいけど、楽しそうだからちょっと変えてみない?」というきっかけでもいいと思います。
ただ、太陽自体は8ハウスにあるので、結果としては見えにくいかもしれません。
ただ、この満月あたりで行動したことがきっかけになります。
水星も8ハウスにあり、どれだけ信頼を得るやりとりができているのかが、上手くいくポイントです。
単に「めんどくさいけど、楽しいから」では、どうしても独りよがりになりがちなのですが、相手の気持ちをくみつつ、信頼を得てやってみることが大事です。
満月のサビアン天秤座6度「自分の理想が具体的な形をとるのを観察する」
「ああ、これこれ。これが欲しかったのよ」と見えないアイデアが形になっていくときです。
その「これ」は他人、他者から示されることで、自分のなかの理想がわかってくるので、周囲の協力は大事です、とも言えます。
この満月で、なんとなくモヤモヤしていたことは「めんどくさい」ことだったなあ、とわかってきたこともあるでしょう。
そして取り返していくには、愛をもっていくという満月です。
このところの流れからしたら、牡羊座太陽があって、スタート!という4月になりますが、水星の逆行前です。
気持ちだけ焦って、実際にできることがない、という気持ちもありそうです。
まずは、あせらない。しっかり確認することからスタートする4月です。
月が木星、すばるに接近していきます。
福々しくなっていく夜空をみてホッとひと息しましょう。
(国立天文台から → https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2024/03-topics01.html )
アストロアーツさんのサイト 2024年3月25日(月)の天文現象カレンダー → https://www.astroarts.co.jp/phenomena/2024/03/25-j.shtml
チャートは、MyAstroChart さんで作りました。