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春分 2024年

1年のスタートは、実はいくつかあります。

まず、元旦。1月1日。
現在使用している暦、グレゴリオ暦によるものです。

それ以外にも「年のはじめ」の区切りはあります。使う暦によって、いくつか「元旦」があるともいえます。

1月1日の次の「元旦」は、季節が春へと向かう立春。
その年によって、1日くらい前後しますが、今年は2月4日でした。
これは冬の土用があけて、春に身体をシフトチェンジする目安だと思います。

それから、旧暦の1月1日。
旧暦の元旦は、毎年変りますが、今年は2月1日でした。旧暦の睦月の新月の日です。
寒さがまだまだ、厳しい時期ですが、冬至の事と比べて陽の光も、昼の長さも春に向かっている時期です。

また、春分の日。
この日も、その年によって1日くらい前後しますが、今年は3月20日。
昼と夜の長さが等しい、バランスのよい日。天にも地にも、通じやすい日です。
秋分とともにお墓まいりに行くことがおおいのです。
太陽がその日から、復活してくる冬至も重要ですが、占星術では、春分を1年のスタートとし、そのときのチャートは、1年を象徴するものと考えます。


3月20日の東京のチャート。ホロスコープ作成ソフトのくせがあって、ちょっと時間がすすめてあります。
東京なので、日本の1年も象徴します。

<目次>

1.社会の動きについて

2.冥王星の水瓶座への移動と魚座の海王星

3.個人的な動きについて


1.社会の動きについて

1.アセンダントは蟹座で支配天体の月は1ハウス獅子座で、7ハウス水瓶座冥王星とオポジション。
冥王星は7ハウスであれば同盟国、あるいは敵国というのがマンデンの教科書テキな読み方ですが、日本での同盟国、あるいは敵国、ということ自体、はっきりしません。
しかし、「対外的な」という事であれば、海外からのプレッシャーが国民にかかってきていますし、むしろそれが見えないという事がありそうです。
それは、ギリギリのガマンをしている国民に対して、この冥王星と太陽がセクスタイル。
この「ガイアツ」に対して、日本の権力者は上手くやっていて、国民も納得しているようです。
この太陽がMCにある、という事は指導者が目立つ配置です。
ノードも10ハウスを通っており、11ハウスが議会、市民運動という事であれば、そこから新しいリーダーの出現もありそうです。
そして、この「ガイアツ」は5ハウス蠍座の支配天体から投資も象徴されるので、投資とそれに伴う為替変動が国民の生活にガマンを強いるかもしれません。
NISAとか老後2000万円問題などもあり「バスに乗り遅れるな」というムードに対しては慎重に。

この国民への圧力に対して、アセンダントは蟹座なので安心して毎日が暮らせるという気持ちが大事。
四季図を通してもこの傾向があり、どうやったら安心して暮らせるのかという事を考え、あるいは安心を求める「気持ち」が世の中を動かしていくようです。
不安な気持ちから周囲の「バスに乗り遅れるな」というムードに流されて決めてしまわないようにしたいです。
この冥王星の配置について言うと、圧力に対向して「これ以上は我慢できない」という動きとなるのか、黙り込んでしまうのかは極端になりそうです。

2.太陽はほぼ天頂にありますが、海王星は魚座で太陽とサイン違いで近くにあります。また、太陽と海王星がコンジャンクション。
このあたりは、ここ数年、続いていますので、宗教と権力というテーマがしばらく続くようです。

太陽と海王星については、2023年の春分の記事にかいたことなのですが、再掲します。

魚座の後半に海王星があるので、2023年の春分図以降も太陽と海王星のコンジャンクションは続きます。
宗教指導者あるいは、国とリーダーと宗教の関係は、海王星が牡羊座に一度抜ける2025年、さらには完全に移行する2026年まで検証しつづけるものだと読めます。
海王星が牡羊座にはいったあとも、太陽と海王星がコンジャンクションの春分図となります。
リーダーと宗教、精神的指導者、ネットやサイバー空間でのリーダーといったイメージがありそうです。

3.9ハウスは宗教以外に貿易というテーマがあります。
ここに土星があり、この土星は7ハウスの支配天体です。この土星は、4ハウス天秤座の支配天体の金星がコンジャンクションです。
つまり、日本の歴史的な建物や観光地が、貿易の対象となっている様子が読み取れます。
また、同時に、最初の冥王星のところで書いたように、冥王星の影響も含めると、むしろ、インバウンドで観光で来日する方や、国籍の方の定住による、国内環境への影響という事もありそうです。
あるいは国内の土地、歴史的な資源はいつの間にか、海外の方が所有していました、とも読めます。


2.冥王星の水瓶座への移動

1.水瓶座に冥王星が移動しました。
2024年には再度、逆行があって、11月20日に水瓶座に冥王星が戻ります。
2024年に水瓶座に冥王星が移動を完了させる年ともいえるのです。
その今年、四季図(春分、夏至、秋分、冬至)では秋分図以外は、冥王星は水瓶座です。
なので、見えない流れとしては水瓶座の冥王星が動かしていますが、一方、木星は5月まで牡牛座にあり、天王星も引き続き牡牛座です。
特に秋分図では土のサインが強い時です。
「風の時代」と言われても、現実の生活としてはまだまだ、山羊座の冥王星時代のような「お金」「権力」が目立ちますが、その地面の下、見えない動きとしては冥王星が水瓶座にあって動かしてています。木星が双子座に移動してから以降に、それが表にでてくると思います。

これは2023年の春分のときに書いたことなのですが、再掲します。

来年の2024年以降、この水瓶座冥王星時代は日本にとって大きな節目となると読めます。
日本という国を示すホロスコープはいくつかあるのですが、東京に天皇陛下が入ったときの東京星図、また明治憲法が作られた時のホロスコープ、現在の日本国憲法が作られた時のホロスコープ、あるいは第二次世界大戦後、アメリカの占領から独立した時のホロスコープなどです。
そのいずれのホロスコープでも太陽が不動宮(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)にあるのです。
この2024年以降、水瓶座の冥王星は日本という国、あるいは日本のリーダーに強く働きかけると思います。

水瓶座の冥王星については過去、いくつか記事を書いていますので、そちらをお読みください。
https://divinus-jp.com/archives/72495


3.個人的な動きについて

1.蟹座がアセンダントで月は1ハウス獅子座。冥王星とオポジション。
上の冥王星の記事で書いたように、自分らしくあることがテーマです。
プレッシャーも強く、やや気持ちとしては不安定な状況の1年になりそうですが、その自分の軸を持ち続けることが大事。

2.月以外の天体が上側にあります。
アウトプットを目指していく、自分らしく社会に打ちだしていく、確立していく動きがめだちます。
大きなプレッシャーにさらされていて、生存の安全を確保したい、気持ちを安心したいという気持ちも社会にむかっていく要素になっています。
ここでも「自分」が大事。
つまり、「もともとのスキルがあるからこそ、目立っても応えられますね」とか
「帰ってゆっくりする場所があるからこそ、社会のなかで活躍できます」という話なので、その素地があればこそ、しっかりした足場があるからこそ、飛び出していけるのです。
まったく上っ面だけで盛り上がっているわけじゃないのです。

3.獅子座の月が冥王星と向かい合っています。
月はプレッシャーにさらされており、
「これ以上はガマンできない」「死ぬ前には自分らしくいたい」という圧力もありそうです。
しかし一方で、自分らしさ、自分軸について自信があり、それを押し出す遠慮もありません。
なので、そういった圧力は転じて、大きなパワーとなって「自分らしく」を求めていくときになりそうです。

4.太陽はサイン違いですが、魚座の海王星と近くにあります。
9ハウスは宗教も象徴され、ここに魚座の海王星があることから宗教やスピリチュアル、あるいは癒やしということが個人でもテーマになることが読めます。
また、理想や目指すことをちゃんと現実化したい、でもできない、という葛藤もありそうです。
上で自分軸という事を書いたのですが、「何があっても自分は自分」という事が大事である一方で、これからの事を考えるとずっと同じ、という訳にはいきません。
以前の記事にも書いたのですが
将来の事に対して、投資をしておく、あるい同じ自分であってもバージョンアップしておくと、目指すことに対して現実化できるようです。
以前に木星と土星のセクスタイルについて書きました。
この春分でもこの配置があります。
いますぐ、安心したい、という不安な感情で動きていきやすいのですが、ここでも土星は厳しいけれどよい先生になっています。将来も通用できることで具体的な方法をとっていける配置です。
https://divinus-jp.com/archives/76257

チャートは、MyAstroChart さんで作りました。

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*この記事を書いた人について
 辰巳(たつみ)
 聖地を巡礼する占い師。西洋占星術とタロットを使います。
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