太陽は、11ハウス牡牛座。月は、5ハウス蠍座。
組織や相手と一緒にいられること、一体感があるからこそ、未来、将来も安心して継続していくことを目指しており、それがあれば、物質も心も満たされて継続するように求めていく満月です。
しかし、この満月に水瓶座の冥王星がスクエアでかかってくるので、そういっても、もうそろそろ、相手にあわせていくのは限界だし、そもそも理屈で考えるとおかしいよねという緊張感があります。
この時期、自分の喜びとすることを犠牲として、他人とどこまで共有できるのか?という事がテーマとなっています。
特に自分の収入、お金の問題なので、きれい事ではないです。
「いくら将来のためといっても結局、誰かが独り占めしてしまうのではないですか?」とか
「組織や相手との一体感は魂の喜びだとしても、あまりに自分が犠牲となっては、生活ができません」とか。
アセンダントが蟹座であるので、その不安感は大きいものがあり、この満月の時期、社会的にも不安定なときです。
社会的な事でみるとこのところ、政党の裏金、あるいはお金がらみにスキャンダルが知られています。
政党のネイタルをみると自由民主党は蠍座であり、現在の党首岸田文雄総理は獅子座です。
この満月は、かなりのプレッシャーとなっているようです。
また、逆行している水星は10ハウスでノード軸にあります。
過去の発言が取り上げられて、それが大きく世間にひろがっていく様子が読めるので、スキャンダルの発覚もありそう。
水星の逆行についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/75070
MCの土星は将来を見越して、大人の判断をしたり、人間として許せないよね、という基準を示しているのですが、一方で土星がここにあることも、社会的な不安定さを示しています。
4月といってもなんとなく、フレッシュなスタートではなかったのですが、このあたりでそろそろ動いていかないとダメだよね、という重い線路のポイントを切り替える方もいると思います。
太陽も牡牛座にあり、次の新月は牡牛座です。2023年以来の木星牡牛座時期の集大成に向かいます。
山羊座に冥王星があり、木星が牡牛座にある、というのは権力を使って自分のものを増やします、とう配置です。
それは、土の強い1年でした。
そして「自分、権力は関係ないです」とおっしゃる方もおられるかもしれません。
そうでもないのです。上を目指すという気持ちでやってきたとしたら、あるいは、どうやってお金を稼いでいくのかの手段を作っているなら、木星が双子座に入る前5月26日までに収穫しておきましょう。
もちろん、どこまで共有できるのか?どこまで自分のものなのか?の線をひくのは丁寧に、しかし、尊敬の気持ちをもっておくことです。
チャートは、MyAstroChart さんで作りました。